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座る時に腰が痛いのはなぜ?座位で腰に負担がかかる仕組み
「立っている時はそこまで気にならないのに、椅子に座ると腰が痛い……」という方は少なくありません。
「座っているほうが体は楽そうなのに、なぜ腰が痛くなるの?」と疑問に感じますよね。
座る姿勢では、骨盤や腰椎の位置が立っている時とは変わります。さらに、デスクワークや運転などで同じ姿勢が長く続くと、腰やお尻まわりの筋肉にも負担がかかりやすくなると言われています。
そのため、座る時に腰が痛い場合は、単純に「腰の筋肉が硬いから」と考えるのではなく、骨盤の傾きや姿勢、座っている時間なども一緒に確認することが大切です。
座ると骨盤が後ろへ傾き腰が丸まりやすくなる
「気づいたら椅子に浅く座って、背中が丸くなっていた」ということはありませんか?
座っている時、とくに浅く腰掛けたりソファーに沈み込んだりすると、骨盤が後ろへ倒れる「骨盤後傾」の姿勢になりやすいと言われています。
骨盤が後ろへ傾くと、それに合わせて腰の自然なカーブも少なくなり、腰が丸まった姿勢になりやすくなります。
この状態が長く続けば、腰の筋肉や靱帯などに負担がかかる可能性があります。
ただし、骨盤が後傾しているから必ず腰痛になるわけではありません。座る時間や体の使い方、もともとの腰の状態など、複数の要素が関係すると考えることが大切です。
「座るとすぐ腰が丸くなる」という方は、まず普段どの位置で椅子に座っているか確認してみるとよいでしょう。
長時間同じ姿勢を続けると腰やお尻の筋肉へ負担が集中する
「仕事を始めた直後は平気なのに、1時間くらいすると腰が重くなる」という場合は、座っている時間もチェックしたいポイントです。
長時間座ったままでは、腰やお尻の筋肉を大きく動かす機会が減ります。また、座面によってお尻周辺が圧迫された状態も続きます。
参考記事でも、崩れた姿勢で長時間座ることによって、腰やお尻に負担がかかる可能性があると紹介されています。(住吉鍼灸院・接骨院)
「姿勢さえ良ければ何時間座っていても大丈夫」というわけではありません。
どれだけ姿勢を意識していても、同じ姿勢を長く続ければ負担が偏ることがあります。30分〜1時間を目安に一度立つ、少し歩く、腰や股関節を軽く動かすなど、姿勢をこまめに変える意識も必要です。
前かがみや猫背では腰椎や椎間板への負担が増えやすい
パソコンやスマートフォンを見ていると、いつの間にか顔が前へ出て、背中が丸まっていることがあります。
「この姿勢、腰にも関係あるの?」と思う方もいるでしょう。
前かがみになると骨盤が後ろへ傾きやすくなり、腰椎のカーブが少なくなることがあります。腰椎の間にはクッションの役割を持つ椎間板があり、日本整形外科学会でも椎間板は脊椎を構成する重要な組織として説明されています。(Joa)
また、腰椎椎間板ヘルニアでは腰痛だけでなく、脚の痛みやしびれなどを伴うことがあると言われています。(Joa)
座る時に腰が痛い場合は、単に背筋を無理に伸ばすのではなく、前かがみになり過ぎていないか、椅子の高さが合っているかなども見直してみましょう。
引用元:https://sumiyoshishinkyuseikotuin.com/suwari-itai/
引用元:https://www.joa.or.jp/public/sick/body/spine.html
引用元:https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_disc_herniation.html
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座る時に腰が痛くなる主な原因
座る時に腰が痛いと、「姿勢が悪いだけかな?」と思うかもしれません。
実際には、座り方による腰への負担だけでなく、腰やお尻の筋肉、股関節の動き、腰椎椎間板ヘルニアなど、さまざまな要因が関係する可能性があると言われています。
「じゃあ、自分は何が原因なの?」という点が一番気になりますよね。
ただし、痛みの場所や座り方だけで原因を一つに決めることはできません。ここでは、座ることで腰が痛くなる場合に考えられる代表的な要因を整理していきます。
猫背・骨盤後傾・浅く座るなどの姿勢による負担
まず確認したいのが、普段の座り姿勢です。
椅子の前のほうに浅く座り、背もたれにもたれるような姿勢になると、骨盤が後ろへ傾きやすくなります。
「仕事中、だんだんお尻が前に滑っていく」という方は、この姿勢になっているかもしれません。
参考記事では、脚を組む、横座りなどの姿勢が体のバランスに影響し、腰への負担につながる可能性があると紹介されています。(住吉鍼灸院・接骨院)
とはいえ、「猫背だから腰痛になった」と単純に決めつけるのは避けたほうがよいでしょう。
姿勢は腰痛に関係する要素の一つであり、座る時間や筋力、動作のクセなども含めて確認する必要があります。
腰・お尻・股関節まわりの筋肉の緊張や柔軟性低下
腰だけではなく、お尻や股関節まわりの状態が影響している場合もあります。
「腰が痛いのに股関節も関係するの?」と思うかもしれません。
股関節は、立つ・座る・歩くといった動作で大きく動く関節です。股関節が動かしづらい場合、その分を腰の動きで補うことがあり、結果として腰まわりへ負担が偏るケースも考えられます。
また、長時間座った状態ではお尻や太ももの筋肉を動かす量が少なくなります。参考記事でも、座りっぱなしではお尻や太ももが動きにくい状態となり、張りやこわばりを感じる場合があるとされています。(住吉鍼灸院・接骨院)
腰だけを揉んでも変化しづらい場合は、お尻や股関節まで含めて体の状態を確認することが重要です。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛など腰の疾患
座る時の腰痛に加えて、お尻や太もも、ふくらはぎまで痛みやしびれが広がっている場合は注意が必要です。
腰椎椎間板ヘルニアなど、腰の神経が関係する状態でも腰痛や下肢症状が現れることがあると言われています。日本整形外科学会でも、腰椎椎間板ヘルニアは腰痛に関連する代表的な疾患として紹介されています。(Joa)
一方で、「脚がしびれる=必ずヘルニア」というわけではありません。
坐骨神経痛という言葉も病名そのものではなく、お尻から脚にかけて現れる痛みやしびれなどを表す症状として使われます。
座る時に腰が痛い状態が続く場合、とくにしびれや力の入りにくさを伴う時は、自己判断だけで原因を決めず、医療機関で状態を確認してもらうことが大切です。
引用元:https://sumiyoshishinkyuseikotuin.com/suwari-itai/
引用元:https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_disc_herniation.html
引用元:https://www.joa.or.jp/public/sick/body/waist.html
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痛むタイミングや場所から座る時の腰痛をセルフチェック
「同じ“座る時に腰が痛い”でも、原因はみんな同じなの?」
いいえ、痛みの出方には個人差があります。
たとえば、座った直後は問題なくても時間が経つほど痛くなる人もいれば、立ち上がる瞬間だけ「ズキッ」と感じる人もいます。また、腰だけでなくお尻や太ももまで痛みやしびれが広がるケースもあります。
セルフチェックでは「どこが痛いか」だけでなく、「いつ痛むのか」「どの動作で強くなるのか」「脚に症状がないか」という視点で確認してみましょう。
ただし、セルフチェックは原因を確定するものではありません。あくまで、自分の症状を整理するための目安として活用してください。
長時間座るほど腰が痛くなる
「最初の10分は平気なのに、30分、1時間と座っていると徐々に腰が痛くなる」
このような場合は、長時間同じ姿勢を続けることによる負担を考える必要があります。
とくにデスクワークや車の運転では、体を動かす機会が少なくなりやすいものです。
さらに、疲れてくると骨盤が後ろへ倒れたり、背中が丸くなったりして、座り始めと姿勢が変わっていることもあります。
「夕方になるほど腰がつらい」という方は、痛みが出るまでの時間を一度記録してみるのもよいでしょう。
何分程度で症状が出るのかがわかれば、休憩を入れるタイミングを考える材料にもなります。
座った状態から立ち上がる瞬間に腰が痛い
「座っている間より、椅子から立つ瞬間が一番つらい」というケースもあります。
長く座っていた後は腰や股関節まわりが同じ位置で固定されているため、立ち上がりの際に急に姿勢を変えることで痛みを感じる場合があります。
たとえば、立とうとして上半身だけを勢いよく前へ倒すと、腰へ負担が集中する可能性があります。
そのため、立ち上がる時は足を少し引き、上半身を軽く前へ移動させてから、脚の力も使ってゆっくり立つ方法を試してみてもよいでしょう。
ただし、立ち上がるたびに強い痛みが出る、日に日に症状が強くなるといった場合は、単なる姿勢の問題と決めつけないことが大切です。
腰だけでなくお尻・太ももの痛みやしびれを伴う
腰痛だけでなく、「お尻から太ももの裏までジンジンする」「ふくらはぎや足先までしびれる」という場合は、症状が出ている範囲も確認しておきましょう。
腰椎椎間板ヘルニアなどでは、腰だけでなく脚に痛みやしびれが現れることがあると言われています。(Joa)
また、腰部脊柱管狭窄症でも、お尻や脚に痛み・しびれ・だるさなどが現れるケースがあります。ただし、腰部脊柱管狭窄症では、歩いている時に症状が強まり、座ったり前かがみになったりすると楽になる「間欠跛行」がみられることもあるため、「座ると痛い」という症状だけで判断することはできません。(大阪医療センター)
痛みの場所、しびれの範囲、姿勢による変化をメモしておくと、医療機関へ相談する際にも状態を伝えやすくなります。
引用元:https://sumiyoshishinkyuseikotuin.com/suwari-itai/
引用元:https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_disc_herniation.html
引用元:https://osaka.hosp.go.jp/shinryo-navi/disease/n01.html
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座る時の腰痛を軽減するために自宅や仕事中にできる対処法
「仕事だから座らないわけにはいかない」「できれば仕事をしながら腰への負担を減らしたい」という方も多いのではないでしょうか。
座る時に腰が痛い場合、無理に背筋を伸ばし続けるよりも、座り方やデスク環境を見直し、ときどき姿勢を変えることが大切だと言われています。
参考記事でも、座っている時間が長い場合には、お尻まわりを動かしたりストレッチを取り入れたりする方法が紹介されています。
「正しい姿勢を一日中キープしないといけないの?」と考える必要はありません。腰に負担が偏らないよう、楽に続けられる方法から取り入れてみましょう。
坐骨を意識して腰への負担を減らす座り方に変える
まず試したいのが、椅子に座った時のお尻の位置です。
「坐骨ってどこ?」という方は、椅子に座った状態で左右のお尻の下に手を入れてみてください。硬く触れる骨が坐骨です。
椅子の前側に浅く腰掛け、背もたれにもたれ過ぎると、骨盤が後ろへ傾いて腰が丸くなる場合があります。反対に、腰を反らせ過ぎても負担につながる可能性があります。
そのため、坐骨で座面を支えるようなイメージを持ち、両足の裏を床につけて座ってみるのがおすすめです。
ただし、「良い姿勢=腰をピンと反らせること」ではありません。力を入れ過ぎず、自分にとって無理なく保てる位置を探してみましょう。
椅子・机・パソコンの高さやクッションを見直す
「姿勢を気をつけても、すぐ腰が丸くなる」という場合は、椅子や机が体に合っていない可能性も考えられます。
たとえば椅子が高過ぎて足が床から浮いていると、座った姿勢が安定しづらくなります。また、パソコン画面が低過ぎれば、画面をのぞき込むように上半身が前へ倒れやすくなるでしょう。
目安としては、足裏が床につき、膝や股関節が無理のない位置になるよう椅子の高さを調整します。
背もたれと腰の間に大きな隙間ができる方は、薄めのクッションなどを利用する方法もあります。ただし、厚過ぎるクッションで腰を強く押し出すと、かえって違和感が出るケースもあるため注意してください。
「体を椅子に合わせる」のではなく、「椅子を体に合わせる」という考え方がポイントです。
こまめに立ち上がり腰・お尻・股関節を軽く動かす
どれだけ座り方を整えても、同じ姿勢を長時間続ければ腰やお尻に負担が偏ることがあります。
「姿勢はかなり意識しているのに、夕方になると腰がつらい」という方は、座っている時間そのものを見直してみましょう。
日本整形外科学会でも、腰痛の予防では日常的な姿勢に注意するとともに、運動や体操を継続することがよいと紹介されています。
仕事中であれば、定期的に椅子から立つ、数分歩く、腰を無理のない範囲で動かすなどでも構いません。
お尻や股関節を軽く伸ばすのも一つの方法です。ただし、ストレッチ中に痛みやしびれが強まる場合は無理に続けないようにしましょう。
「座ったまま何とかする」だけでなく、こまめに座位を中断することも腰への負担を減らす工夫の一つです。
引用元:https://sumiyoshishinkyuseikotuin.com/suwari-itai/
引用元:https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
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座る時の腰痛が改善しないときの対処法と医療機関へ相談する目安
「座り方を変えてみたけれど、なかなか腰痛が改善しない」「最近は足までしびれるようになった」となると、不安になりますよね。
座る時に腰が痛い症状のすべてが、姿勢や筋肉だけによって起こるとは限りません。腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など、腰の神経が関係する状態でも腰痛や下肢症状が現れると言われています。
とくに症状が長引いている場合や、以前より強くなっている場合は、「そのうち改善するだろう」と我慢し続けないことが大切です。
症状によっては早めに医療機関へ相談したほうがよいケースもあります。
座り方やセルフケアを続けても腰痛が改善しない場合
椅子やデスク環境を見直し、こまめに体を動かしているのに腰痛が続く場合は、一度原因を詳しく確認してもらうことを検討しましょう。
「何日経ったら必ず病院へ行く」という明確な基準が、すべての腰痛に当てはまるわけではありません。
ただ、痛みが少しずつ強くなる、日常生活や仕事に支障が出る、安静にしていても痛みが軽くならないといった場合には注意が必要だと言われています。
日本整形外科学会でも、安静時にも痛みが軽減しない場合や、徐々に悪化する腰痛では、放置せず整形外科へ相談することが勧められています。
「ただの座り過ぎ」と自己判断せず、長引く時ほど一度状態を確認しておくことが大切です。
足の痛み・しびれ・筋力低下を伴う場合は注意する
「腰だけではなく、お尻から足までしびれる」「最近、片足に力が入りにくい」という場合は、腰から出る神経が関係している可能性も考えられます。
日本整形外科学会によると、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などでも、足のしびれが現れることがあると言われています。
しびれだけで原因を決めることはできませんが、足の力が入りにくい、つまずくようになった、左右で感覚が違うといった変化がある場合は注意してください。
とくに症状が広がっている、短期間で悪化している場合には、セルフストレッチだけを続けず、整形外科などの医療機関への来院を検討しましょう。
排尿・排便障害や急激な症状がある場合は早めに医療機関へ相談する
腰痛に加えて排尿や排便の異常がある場合は、「もう少し様子を見よう」と判断しないほうがよいケースがあります。
日本整形外科学会では、腰痛とともに下肢のしびれや筋力低下、尿漏れなどを伴う場合は、放置せず速やかに整形外科へ相談することが必要だとしています。
また、尿が出にくい、排尿後も残っているように感じるといった膀胱・直腸障害が、神経の圧迫によって生じることもあると言われています。
「急に足へ力が入らなくなった」「股の周辺の感覚がおかしい」「排尿・排便の状態が急に変わった」などの場合も注意が必要です。
このような症状では整骨院だけで判断せず、速やかに医療機関へ相談してください。
引用元:https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
引用元:https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/paralysis.html
引用元:https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/thoracic_disc_herniation.html
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サイト監修者 柔道整復師 2006年に大阪府枚方市で「さかぐち整骨院」を開院。整骨院勤務時代を含め、長年にわたり腰痛や坐骨神経痛、姿勢の乱れなど、さまざまな身体の不調に向き合ってきました。 柔道整復師としての知識と施術経験をもとに、骨格・筋肉・筋膜・神経・身体の動かし方などを多角的に確認し、記事の内容を監修しています。 読者の皆さまが身体について正しく理解し、安心してセルフケアや専門家への相談を検討できるよう、わかりやすく信頼できる情報発信を心がけています。 【保有資格】 柔道整復師/AJCAカイロプラクター/リラクセンスボディーセラピスト/パーソナルトレーナー/食生活アドバイザー/機能訓練指導員
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