目次
股関節と腰が同時に痛くなるのはなぜ?
- 腰椎・骨盤・股関節は連動して動いている
- 股関節が硬いと腰への負担が増えやすい
- 腰をかばうことで股関節が痛くなることもある
「股関節と腰が痛いけれど、これって別々の問題なの?」と疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。腰と股関節は離れているように見えますが、実際には骨盤を介してお互いの動きを補い合っています。そのため、どちらかの動きが悪くなると、もう一方に負担がかかることがあると言われています。
腰椎・骨盤・股関節は連動して動いている
「腰が痛いなら、腰だけに原因があるのでは?」と思いますよね。しかし、歩く、立ち上がる、前かがみになるといった普段の動作では、腰椎・骨盤・股関節がそれぞれ動きながら体を支えています。
特に骨盤は腰と股関節の間にあるため、両方の動きに関係しています。どこか一部分の動きが低下すると、別の部分がいつも以上に動いて補うこともあると言われています。「股関節と腰が同時に痛い」という場合は、痛む場所だけを見るのではなく、腰から骨盤、股関節まで広く状態を確認することが大切です。
股関節が硬いと腰への負担が増えやすい
「股関節の硬さが腰痛と関係するの?」と意外に感じるかもしれません。たとえば、股関節を十分に曲げにくい状態で前かがみになろうとすると、その動きを補うために腰が大きく動く場合があります。
また、長時間座る生活が続くと股関節周辺の筋肉がこわばり、動かしづらさを感じる方もいます。このような状態では、歩行や立ち座りの際にも腰へ負担が集中する可能性があると言われています。
だからといって、無理に股関節を伸ばせばよいわけではありません。痛みが強いときにストレッチをすると、かえって負担になる場合もあるため注意しましょう。
腰をかばうことで股関節が痛くなることもある
反対に、腰の痛みをかばっているうちに股関節周辺へ負担がかかるケースも考えられます。
「腰が痛いから、無意識に片側へ体重をかけて歩いていた」ということは珍しくありません。こうした動作が続けば、左右の股関節にかかる負担にも差が生まれる可能性があります。
つまり、股関節と腰が痛い場合、「どちらが悪い」と単純に分けるのではなく、姿勢や歩き方、関節の動きなどを含めて確認することが重要と言われています。痛みが長引く場合や日常生活に支障が出ている場合は、自己判断だけで済ませず、医療機関などへ相談しましょう。
引用元:腰痛と股関節痛の関係|エスリー
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股関節と腰が痛いときに考えられる主な原因・病気
- 変形性股関節症など股関節そのものに原因があるケース
- 腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症など腰に原因があるケース
- 筋肉の緊張や股関節の可動域低下によって負担が増えているケース
「腰だけでなく股関節まで痛いけれど、何が原因なの?」と不安になりますよね。股関節と腰が痛い場合、股関節そのものに問題があるケースだけでなく、腰からくる症状や筋肉の緊張など、いくつかの可能性が考えられると言われています。痛む場所だけで判断せず、いつ痛むのか、しびれはないかなども一緒に確認することが大切です。
変形性股関節症など股関節そのものに原因があるケース
「歩き始めると足の付け根が痛い」「立ち上がると股関節が気になる」という場合、股関節そのものに原因が隠れている可能性があります。
代表的なものの一つが変形性股関節症です。日本整形外科学会によると、関節軟骨の変性・摩耗によって股関節の痛みや機能障害が現れると言われています。
股関節をかばった歩き方が続けば、骨盤や腰にも普段とは異なる負担がかかる可能性があります。「腰痛だから腰だけ」と決めつけないことも大切ですね。
腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症など腰に原因があるケース
一方、「股関節が痛いと思っていたけれど、実は腰から影響していた」というケースも考えられます。
腰椎椎間板ヘルニアでは、腰やお尻の痛みに加えて、脚に痛みやしびれが現れることがあると言われています。また、腰部脊柱管狭窄症では、歩いていると脚に痛みやしびれが出て、休むと再び歩けるようになる「間欠跛行」が特徴の一つとされています。
お尻や太ももまで症状が広がっている場合は、腰の状態にも目を向けてみましょう。
筋肉の緊張や股関節の可動域低下によって負担が増えているケース
「検査が必要な病気だけが原因なの?」というと、そうとは限りません。股関節周辺の筋肉がこわばったり、関節を動かせる範囲が狭くなったりすることで、腰への負担が増える可能性もあると言われています。
たとえば、デスクワークなどで座る時間が長くなると、股関節周辺に動かしづらさを感じることがあります。その状態で立つ、歩く、前かがみになると、腰が股関節の動きを補うことも考えられるでしょう。
股関節と腰が痛い状態が続いている場合は、一部分だけではなく、腰・骨盤・股関節の動きをまとめて確認することが大切です。
引用元:日本整形外科学会「変形性股関節症」
引用元:日本整形外科学会「腰椎椎間板ヘルニア」
引用元:日本整形外科学会「腰部脊柱管狭窄症」
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痛む場所・動作から股関節と腰の状態をセルフチェック
- 足の付け根・お尻・太ももなど痛む場所をチェック
- 歩き始め・立ち上がり・前かがみなど痛む動作をチェック
- しびれ・脚の力の入りにくさ・歩きにくさがないかチェック
「股関節と腰が痛いけれど、どちらから症状が出ているのだろう?」と気になる方も多いでしょう。そんなときは、痛む場所だけでなく、どの動作で痛みが出るのか、しびれなどを伴っていないかを確認してみてください。ただし、セルフチェックだけで原因を特定することは難しいと言われています。あくまで体の状態を把握する目安として活用しましょう。
足の付け根・お尻・太ももなど痛む場所をチェック
まずは「どこが一番痛いのか」を確認してみましょう。
たとえば変形性股関節症では、足の付け根に痛みを感じることが多く、症状が進むと痛みが続いたり、夜間にも痛んだりする場合があると言われています。一方、腰椎椎間板ヘルニアなど腰から影響を受けている場合には、腰だけでなく、お尻や脚に痛みやしびれが現れることもあります。
「腰が痛いから腰の問題」「足の付け根だから股関節」と単純には判断できません。痛む範囲や左右差などもメモしておくと、相談するときに状態を伝えやすくなります。
歩き始め・立ち上がり・前かがみなど痛む動作をチェック
次にチェックしたいのが、「どんなときに痛いのか」です。
「椅子から立つ瞬間がつらい」「歩き始めに足の付け根が気になる」「靴下を履く動作がやりづらい」など、人によって症状が出るタイミングは違います。変形性股関節症では、立ち上がりや歩き始めなどに股関節周辺の痛みを感じることがあると言われています。
前かがみや体を反らすと腰から脚へ痛みが広がる場合なども、いつ・どの姿勢で症状が変化するのか確認しておきましょう。
しびれ・脚の力の入りにくさ・歩きにくさがないかチェック
痛みだけでなく、「脚がしびれる」「以前より歩きにくい」といった変化にも注意が必要です。
腰椎椎間板ヘルニアでは脚の痛みやしびれ、力が入りにくいといった症状がみられることがあると言われています。また、腰部脊柱管狭窄症では、しばらく歩くと脚に痛みやしびれが現れて歩きづらくなり、少し休むと再び歩ける「間欠跛行」が特徴の一つです。
「少し休めば大丈夫」と放置するのではなく、症状が続く、徐々に強くなる、日常生活に影響している場合には医療機関へ相談しましょう。
引用元:日本整形外科学会「変形性股関節症」
引用元:日本整形外科学会「腰椎椎間板ヘルニア」
引用元:日本整形外科学会「腰部脊柱管狭窄症」
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股関節と腰が痛いときに自宅でできる対処法
- 痛みを悪化させる動作を避けて負担を調整する
- 股関節・お尻まわりを無理のない範囲で動かす
- 座り方・立ち方・歩き方など日常生活の負担を見直す
「股関節と腰が痛いときは、できるだけ動かないほうがいいの?」と迷いますよね。痛みがあると安静にしたくなりますが、状態によっては長時間動かないことで筋肉がこわばり、動きづらさにつながる場合もあると言われています。大切なのは、痛みを我慢して運動するのではなく、症状を悪化させない範囲で日常生活を送ることです。
痛みを悪化させる動作を避けて負担を調整する
まず、「どんな動きをすると痛みが強くなるのか」を確認してみましょう。
たとえば、深くしゃがむ、重い荷物を持つ、急に腰をひねるなどの動作で痛みが増すのであれば、一時的に控えることも選択肢です。
一方で、腰痛では必要以上の安静を続けるより、痛みに配慮しながら可能な範囲で普段の活動を続けることがすすめられる場合もあります。「痛いから一日中寝ておこう」と考えるのではなく、症状をみながら活動量を調整していきましょう。
股関節・お尻まわりを無理のない範囲で動かす
「ストレッチをしたほうがいいの?」と考える方もいるでしょう。股関節の動きが低下すると、日常動作のなかで腰が動きを補い、負担につながる可能性があると言われています。
痛みが落ち着いている場合は、仰向けで膝を軽く曲げ伸ばしするなど、無理のない動きから始める方法があります。ポイントは「痛いほど伸ばさない」こと。反動をつけたり、強く引っ張ったりする必要はありません。
動かしたあとに痛みが強くなる場合は無理に続けず、一度中止してください。
座り方・立ち方・歩き方など日常生活の負担を見直す
セルフケアというと運動ばかりに目が向きがちですが、普段の姿勢を振り返ることも大切です。
「仕事中、何時間も座ったままになっていないか」「いつも同じ脚に体重をかけて立っていないか」などをチェックしてみましょう。長時間同じ姿勢を続けず、適度に姿勢を変えることも腰や股関節への負担を調整する方法の一つです。
股関節と腰が痛いときは、一度にたくさんのセルフケアを行うより、毎日の動作を少しずつ見直していきましょう。ただし、強い痛みやしびれなどがある場合は自己流の運動を続けず、医療機関へ相談することが大切です。
引用元:日本整形外科学会「腰痛」
引用元:日本整形外科学会「変形性股関節症」
引用元:参考記事「腰痛と股関節痛の関係」
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股関節と腰の痛みが改善しないときの対処法と相談目安
- 痛みが続く・繰り返す場合は原因を確認する
- 強い痛みやしびれ・歩行困難などがある場合は早めに相談する
- 腰と股関節の両方を確認して再発しにくい体を目指す
「ストレッチや休養を続けているのに、股関節と腰が痛いまま……」となると心配ですよね。腰と股関節の痛みには、筋肉の緊張や関節の動きだけでなく、腰椎や股関節そのものの状態が関係しているケースもあると言われています。セルフケアだけで様子を見続けるのではなく、症状の続く期間や変化にも目を向けることが大切です。
痛みが続く・繰り返す場合は原因を確認する
「少し休むと楽になるから大丈夫」と思っていても、歩くたびに股関節が痛くなったり、腰痛を何度も繰り返したりする場合は注意しましょう。
股関節と腰は骨盤を介して動くため、どちらかの動きが低下すると、もう一方が動きを補う場合があると言われています。また、変形性股関節症などでは、立ち上がりや歩き始めに足の付け根が痛むこともあります。
痛みが長引いている場合は、「腰だけ」「股関節だけ」と自己判断せず、医療機関などで状態を確認してもらうことも検討してください。
強い痛みやしびれ・歩行困難などがある場合は早めに相談する
「どのくらいの症状なら相談したほうがいい?」という点も気になりますよね。
強い痛みに加えて、脚のしびれや力の入りにくさ、歩きづらさなどがみられる場合には、腰から伸びる神経が影響を受けている可能性も考えられると言われています。
特に、急に脚へ力が入りにくくなった場合や、排尿・排便の異常を伴う場合などは、放置せず速やかに医療機関へ相談することが重要です。
腰と股関節の両方を確認して再発しにくい体を目指す
痛みが落ち着いたあとも、「また同じ痛みが出たらどうしよう」と不安になる方は少なくありません。
再び負担が集中しないようにするには、痛かった場所だけではなく、股関節の動きや腰・骨盤の状態、普段の姿勢、歩き方などにも目を向けることがポイントです。
たとえば、長時間座り続ける生活や片側に体重をかける立ち方など、普段何気なく行っている習慣が負担につながることも考えられます。股関節と腰が痛い状態を繰り返している方は、セルフケアだけに頼らず、腰と股関節の両方を確認しながら自分に合った対策を考えていきましょう。
引用元:日本整形外科学会「腰痛」
引用元:日本整形外科学会「腰部脊柱管狭窄症」
引用元:参考記事「腰痛と股関節痛の関係」
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サイト監修者 柔道整復師 2006年に大阪府枚方市で「さかぐち整骨院」を開院。整骨院勤務時代を含め、長年にわたり腰痛や坐骨神経痛、姿勢の乱れなど、さまざまな身体の不調に向き合ってきました。 柔道整復師としての知識と施術経験をもとに、骨格・筋肉・筋膜・神経・身体の動かし方などを多角的に確認し、記事の内容を監修しています。 読者の皆さまが身体について正しく理解し、安心してセルフケアや専門家への相談を検討できるよう、わかりやすく信頼できる情報発信を心がけています。 【保有資格】 柔道整復師/AJCAカイロプラクター/リラクセンスボディーセラピスト/パーソナルトレーナー/食生活アドバイザー/機能訓練指導員








