目次
関節が硬くなると起こること|体に現れやすい変化
「最近、しゃがみにくくなった」「以前より肩が上がらない気がする」と感じることはありませんか?こうした変化には、関節の硬さが関係している場合があります。
関節のこわばりは、関節の動きが悪くなり、スムーズに動かしにくくなる状態と言われています。特に朝起きた直後や、デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けた後に感じやすい傾向があります。(中山整形外科)
「少し硬いだけだから大丈夫」と思ってしまいがちですが、関節は歩く、立つ、しゃがむ、腕を上げるなど、日常のさまざまな動作に関係しています。そのため、動かせる範囲が狭くなると、普段何気なく行っていた動作にも影響が出る可能性があります。
引用元:中山整形外科
関節のこわばり
関節の可動域が狭くなり動かしにくくなる
「関節が硬くなると、具体的にはどうなるの?」と気になる方もいるでしょう。
まず現れやすいのが、関節を動かせる範囲が狭くなる変化です。この範囲は「関節可動域」と呼ばれており、筋肉や腱、靱帯、関節包などの状態によっても左右されると言われています。(健康日本21)
たとえば、肩なら腕を上まで伸ばしにくい、股関節なら脚を大きく開きにくいといった変化です。国立障害者リハビリテーションセンターでも、関節が硬くなると体の動きが悪くなり、動かせる範囲が狭くなると説明されています。(リハビリテーション情報センター)
引用元:国立障害者リハビリテーションセンター
終了後の関節可動域訓練
歩く・立つ・しゃがむなどの日常動作がしづらくなる
「関節が硬くても、痛くなければ問題ないのでは?」と思うかもしれません。
ただ、関節の動きは日常生活と深く関係しています。たとえば股関節の動く範囲が狭くなると、歩く、しゃがむといった動作がぎこちなくなる場合があると言われています。(足立慶友整形外科)
膝や足首が動かしにくければ階段の上り下り、肩なら着替えや高い場所へ手を伸ばす動作など、影響する場面はさまざまです。
「前は普通にしゃがめたのに、最近はかかとが浮く」「靴下を履くときに脚を上げづらい」といった何気ない変化も、関節の動きを確認するきっかけになります。
引用元:足立慶友整形外科
股関節の可動域を広げるストレッチ|可動域が狭い原因と改善法
周囲の筋肉やほかの関節に負担がかかりやすくなる
では、一つの関節が動きにくくなると、その場所だけに影響するのでしょうか?
必ずしもそうとは限りません。たとえば股関節の可動域が狭くなると、歩行やしゃがむ動作が変化し、腰や膝への負担が増える可能性があると言われています。(足立慶友整形外科)
また、関節を動かさない状態が続けば筋力が低下し、その状態で運動すると関節への負担につながる可能性も指摘されています。(KOMPAS)
「関節が硬い=その関節だけの問題」と考えるのではなく、体全体の動きにも目を向けることが大切です。痛みや腫れ、熱感を伴う場合や、こわばりが長く続く場合には、自己判断で無理に動かさず医療機関へ相談しましょう。
引用元:慶應義塾大学病院 KOMPAS
関節リウマチのリハビリテーション
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関節が硬くなる主な原因
「昔より関節が硬くなった気がするけど、年齢のせいかな?」と思う方は少なくありません。ただ、関節が硬くなる原因は一つとは限らないと言われています。
運動不足や長時間同じ姿勢を続ける生活、関節周囲の筋肉や靱帯の硬さ、加齢による変化など、いくつかの要因が関係する可能性があります。参考記事でも、長時間同じ姿勢でいると関節周囲の筋肉や靱帯が硬くなり、関節の動きが悪くなることがあると説明されています。(中山整形外科)
「最近動いていないからかな」と思い当たる方もいれば、関節の病気が背景にあるケースもあります。関節が硬くなると起こることを考えるときは、硬さだけを見るのではなく、痛みや腫れ、熱感などがないかも一緒に確認しておきたいところです。
引用元:中山整形外科
関節のこわばり
運動不足や長時間同じ姿勢でいる
「デスクワークの後、立ち上がると関節が動かしにくい」。そんな経験はないでしょうか。
長時間同じ姿勢でいると、関節周囲の筋肉や靱帯が硬くなり、関節の動きが悪くなる場合があると言われています。特にデスクワークや車の運転など、座っている時間が長い生活では注意が必要です。(中山整形外科)
また、運動をする機会が少ないことも、体の硬さや筋力・体力の低下に関係するとされています。日本整形外科学会でも、運動をしないことで筋力や体力が弱くなったり、体が硬くなったりする場合があると説明しています。(日本オーディオ協会)
「仕事だから座りっぱなしは避けられない」という方もいるでしょう。まずは同じ姿勢を長く続けすぎないよう意識することが、関節を動かす機会を増やす第一歩になります。
引用元:日本整形外科学会
運動器に不具合が出る原因について
筋肉・腱など関節周囲の組織が硬くなる
「関節そのものが硬くなっている」と感じていても、実際には周囲の組織が関係していることもあります。
関節は骨だけで動いているわけではありません。周囲には筋肉や腱、靱帯などがあり、それぞれが関節の動きを支えています。そのため、筋肉の柔軟性が低下したり、関節周囲の組織が硬くなったりすると、動かせる範囲にも影響する可能性があると言われています。
日本整形外科学会では、筋肉の疲労や筋肉の柔軟性不良によって、腕を上げる、前屈する、しゃがむといった動作に不具合が現れる場合があると説明しています。(日本オーディオ協会)
「関節が硬いから、強く伸ばせばいい」と考えるのはおすすめできません。痛みを伴うときは無理にストレッチせず、その原因を確認することが大切です。
引用元:日本整形外科学会
運動器に不具合が出る原因について
加齢や関節の病気によって動きが制限される
「年齢を重ねたら、関節が硬くなるのは仕方ない?」と気になる方もいるでしょう。
加齢は関節の状態に関係する要因の一つと言われています。たとえば変形性膝関節症は高齢になるほど罹患率が高くなり、関節軟骨の老化などが関係すると日本整形外科学会は説明しています。(日本オーディオ協会)
ただし、すべての関節の硬さを年齢だけで判断することはできません。関節リウマチでは手足の関節が朝にこわばったり、腫れたりすることがあり、進行すると関節が動きにくくなる場合もあると言われています。(日本オーディオ協会)
「年齢のせいだろう」とそのままにせず、痛みや腫れを伴う、朝のこわばりが気になる、動かしにくさが続くといった場合には、医療機関へ相談して原因を確認することも選択肢の一つです。
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関節が硬くなっていないかセルフチェックする方法
「自分の関節って、実際どのくらい硬いんだろう?」と気になっても、普段はなかなか意識しませんよね。関節の硬さを確認するときは、無理に大きく動かすのではなく、普段の動作の中で「以前より動かしにくくないか」「左右で違いはないか」を見ていくことがポイントです。
関節のこわばりは、動かせる範囲が狭くなったり、動かすときに抵抗を感じたりする状態として現れると言われています。また、朝起きたときや長時間動かなかった後に感じる場合もあります。
セルフチェックはあくまで現在の動きを知るための目安です。痛みや腫れがある状態で無理に動かす必要はありません。「いつもと違うな」と感じたら、その変化も確認しておきましょう。
引用元:中山整形外科
https://nakayama-seikeigeka.jp/関節のこわばり
肩・股関節・膝・足首の動かせる範囲を確認する
まずは、普段よく使う関節をゆっくり動かしてみましょう。
肩なら「腕を上げにくくないか」、股関節なら「脚を開いたり曲げたりしにくくないか」を確認します。膝は曲げ伸ばし、足首はつま先を上下させる動きを見ると比較しやすいでしょう。
「ここまで動かさなければいけない」と無理をする必要はありません。関節の動く範囲には個人差があり、年齢や柔軟性などによっても異なると言われています。
大切なのは、以前は問題なかった動作がしづらくなっていないかを見ることです。痛みが出るところまで動かすのではなく、自然に動かせる範囲で確認してください。
引用元:厚生労働省 e-ヘルスネット
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/exercise/ys-060.html
左右で動かしやすさに差がないか確認する
次にチェックしたいのが、右と左の違いです。
「右肩は上がるけど左肩は上げづらい」「片方の股関節だけ開きにくい」といった差がないでしょうか。普段は気づかなくても、左右を同じように動かしてみると違いを感じることがあります。
たとえば、両腕をゆっくり上げる、左右それぞれで膝を曲げるなど、同じ動作を行うと比較しやすくなります。ただし、左右差があるからといって、必ず病気があるとは限りません。
「前より左右差が大きくなった」「片側だけ痛みを伴う」という場合は、そのまま無理に動かさず、経過を確認することも大切です。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/motion/bug.html
朝や長時間座った後にこわばりがないか確認する
「朝起きた直後だけ関節が動かしにくい」「長く座った後、最初の数歩がぎこちない」という場合は、そのタイミングにも注目してみましょう。
参考記事では、長時間同じ姿勢でいることで筋肉や靱帯が硬くなり、関節のこわばりにつながる場合があると言われています。また、関節リウマチなどでは、朝のこわばりが特徴の一つとして知られています。
チェックするときは、「いつ硬さを感じるのか」「どのくらい続くのか」「痛みや腫れもあるのか」まで確認すると、自分の状態を整理しやすくなります。
ただの体の硬さだと自己判断せず、朝のこわばりが長く続く、腫れや痛みを伴う、日常生活に支障が出ている場合には医療機関へ相談しましょう。
引用元:中山整形外科
https://nakayama-seikeigeka.jp/関節のこわばり
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硬くなった関節の動きを改善・予防する方法
「関節が硬いから、とにかく強く伸ばしたほうがいいのかな?」と思う方もいるかもしれません。しかし、無理に動かせばよいというものではないと言われています。
参考記事では、関節のこわばりに対して、状態に応じてストレッチや適度な運動などを取り入れる方法が紹介されています。大切なのは、一度に大きく動かそうとするのではなく、痛みのない範囲から少しずつ始めることです。
また、関節が硬くなると起こることを予防するには、日頃から「動かさない時間」を長くしすぎない意識も欠かせません。デスクワークや車の運転が多い方なら、生活の中で体を動かす機会をつくってみましょう。
引用元:中山整形外科
https://nakayama-seikeigeka.jp/関節のこわばり
無理のない範囲で関節をこまめに動かす
「仕事中はずっと座っている」という方は、まず同じ姿勢を続けすぎないことから意識してみてください。
長時間同じ姿勢でいると、筋肉や靱帯が硬くなり、関節のこわばりを感じる場合があると言われています。そのため、デスクワークの合間に立ち上がったり、肩をゆっくり回したりするなど、こまめに体を動かすことが一つの方法です。
ポイントは「頑張って大きく動かす」ことではありません。痛みのない範囲で、ゆっくり動かしてみましょう。強い痛みや腫れ、熱感がある場合には無理に動かさず、医療機関へ相談することも大切です。
引用元:中山整形外科
https://nakayama-seikeigeka.jp/関節のこわばり
関節周囲の筋肉をストレッチする
「関節が硬い=関節だけの問題」とは限りません。関節周囲の筋肉の柔軟性も、動かしやすさに関係すると言われています。
たとえば股関節なら太ももやお尻、膝なら太ももの前後など、関節を動かす筋肉をゆっくり伸ばします。ストレッチは反動をつけず、気持ちよく伸びていると感じる程度にするのがポイントです。
厚生労働省の情報でも、ストレッチングは筋肉や関節の柔軟性を高める目的で行われ、ゆっくりと筋肉を伸ばす方法が紹介されています。
「痛いほど効きそう」と強く伸ばす必要はありません。無理なく続けられる強さを意識しましょう。
引用元:厚生労働省 e-ヘルスネット
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/exercise/ys-080.html
適度な運動を習慣にして動かさない時間を減らす
関節の動きを保つためには、ストレッチだけではなく、普段から体を動かす習慣をつくることも大切だと言われています。
「運動といっても何をすればいい?」という方は、まずウォーキングなど取り入れやすい活動から始めてもよいでしょう。厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、個人差を踏まえながら、今より少しでも多く体を動かすことが推奨されています。
エレベーターだけに頼らず階段を使う、座りっぱなしの時間を減らすなど、日常生活の小さな工夫も一つです。無理なく続けられる方法を選び、関節を動かす機会を少しずつ増やしていきましょう。
引用元:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html
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関節の硬さが改善しないときに考えられる病気と相談目安
「ストレッチをしているのに関節の硬さが変わらない」「朝のこわばりが以前より気になる」という場合、単純な運動不足だけではない可能性も考えておきたいところです。
参考記事では、関節のこわばりは長時間同じ姿勢を続けることなどで起こる一方、変形性関節症や関節リウマチといった病気が関係する場合もあると言われています。
関節が硬くなると起こることには、動かせる範囲の低下だけでなく、歩く・立つなどの日常動作への影響もあります。「年齢のせいだろう」と決めつけず、痛みや腫れなどほかの症状がないかも確認しましょう。
引用元:中山整形外科
https://nakayama-seikeigeka.jp/関節のこわばり
変形性関節症・関節リウマチなどが隠れていることがある
「関節が硬いだけなら、そのうち良くなるかな?」と思うかもしれません。しかし、硬さやこわばりの背景に関節の病気が隠れているケースもあると言われています。
たとえば変形性膝関節症では、立ち上がりや歩き始めに膝が痛むことがあり、進行すると膝の動きが制限される場合があります。また、関節リウマチでは、朝のこわばりや関節の腫れなどが現れることがあるとされています。
もちろん、関節が硬いからといって、必ずこれらの病気があるわけではありません。症状の出方や続いている期間なども含めて確認することが大切です。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/knee_osteoarthritis.html
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/rheumatoid_arthritis.html
痛み・腫れ・熱感を伴う場合は無理に動かさない
「硬いなら、ストレッチでしっかり伸ばしたほうがいいのでは?」と考える方もいるでしょう。ただし、痛みや腫れ、熱感を伴っている場合には注意が必要です。
関節リウマチなど関節に炎症が起こる病気では、関節の腫れや痛みがみられることがあると言われています。そのような状態で無理に関節を動かしたり、強く伸ばしたりするのはおすすめできません。
特に「昨日までは何ともなかったのに急に腫れた」「触ると熱っぽい」「動かすと強く痛む」といった変化があれば、一度運動やストレッチを控えましょう。状態に応じて医療機関へ相談することも必要です。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/rheumatoid_arthritis.html
こわばりが長く続く・日常生活に支障がある場合は医療機関へ相談する
では、どのくらいの状態なら相談したほうがよいのでしょうか。
一つの目安になるのが、関節のこわばりが続いているか、日常生活に影響が出ているかどうかです。「朝になると毎日のように動かしにくい」「階段がつらくなった」「着替えで肩を動かしづらい」など、以前と違う状態が続く場合には注意しましょう。
参考記事でも、症状が長引く場合や、関節の腫れ・痛みを伴う場合には医療機関へ相談することがすすめられています。
関節の硬さだけで原因を判断することは難しいため、気になる状態が続くときは自己判断で無理に動かし続けず、整形外科などで相談してみましょう。
引用元:中山整形外科
https://nakayama-seikeigeka.jp/関節のこわばり
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サイト監修者 柔道整復師 2006年に大阪府枚方市で「さかぐち整骨院」を開院。整骨院勤務時代を含め、長年にわたり腰痛や坐骨神経痛、姿勢の乱れなど、さまざまな身体の不調に向き合ってきました。 柔道整復師としての知識と施術経験をもとに、骨格・筋肉・筋膜・神経・身体の動かし方などを多角的に確認し、記事の内容を監修しています。 読者の皆さまが身体について正しく理解し、安心してセルフケアや専門家への相談を検討できるよう、わかりやすく信頼できる情報発信を心がけています。 【保有資格】 柔道整復師/AJCAカイロプラクター/リラクセンスボディーセラピスト/パーソナルトレーナー/食生活アドバイザー/機能訓練指導員








