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膝を伸ばすとコリコリ鳴って痛いのはなぜ?まず知っておきたい膝の音の正体
「膝を伸ばすたびにコリコリ鳴るけれど、これって大丈夫?」と不安になる方は少なくありません。膝から聞こえる音には「コリコリ」「ゴリゴリ」「ポキッ」「パキッ」などがありますが、すべてが同じ理由で起こっているわけではないと言われています。
膝の音は関節の中だけで鳴っているとは限らない
膝は、大腿骨・脛骨・膝蓋骨などの骨に加えて、軟骨や半月板、靱帯、腱などが組み合わさって動く関節です。そのため、膝を曲げたり伸ばしたりしたときには、関節面の摩擦だけでなく、膝蓋骨の動きや腱・靱帯などの組織が移動することでも音が生じる場合があると言われています。
また「ポキッ」と一度だけ鳴るような音については、関節内の圧力変化が関係しているケースもあります。「音がした=すぐに軟骨がすり減っている」というわけではないため、音だけで必要以上に心配する必要はありません。
「音だけ」と「音と痛みがある」では意味が違う
では、「コリコリ鳴るうえに痛い」という場合はどうでしょうか。
参考記事では、痛みのない単発の関節音は生理的な範囲で起こる場合がある一方、ゴリゴリと擦れるような音に痛みや違和感、腫れなどを伴う場合には、関節内の変化が関係している可能性があると言われています。 (東京整形外科ひざ・こかんせつクリニック |)
特に「伸ばすたびに毎回痛い」「以前より音が増えてきた」「膝のお皿の周辺が痛む」といった変化があるときは、音だけを見るのではなく、痛む場所や動作も一緒に確認することが大切です。
音の種類だけで原因を決めつけないことが大切
「ゴリゴリだから変形性膝関節症」「コリッと鳴るから半月板」と音だけで原因を決めることはできません。同じように聞こえる音でも、膝の状態や年齢、運動歴、痛みの出る場所によって考えられる原因は変わります。
つまり、確認したいのは「どんな音か」だけではありません。「いつ鳴るのか」「どこが痛いのか」「腫れや引っかかりはないか」までセットで見ていくのがポイントです。
引用元:東京整形外科ひざ・こかんせつクリニック 膝から鳴るポキポキ・ゴリゴリ音の原因と対処法
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膝を伸ばすとコリコリ鳴って痛いときに考えられる原因
「では、膝を伸ばすとコリコリ鳴って痛い場合、何が考えられるのでしょうか?」。実際には原因を一つに絞ることはできず、膝のお皿周辺、関節軟骨、半月板など、いくつかの組織が関係している可能性があると言われています。
膝のお皿周辺でコリコリするケース
膝蓋骨、いわゆる「膝のお皿」は、膝を曲げ伸ばしすると大腿骨の上を滑るように動きます。この動きがスムーズでなくなったり、膝蓋骨と大腿骨の間に負担が集中したりすると、お皿周辺にコリコリ・ゴリゴリとした感覚が出る場合があると言われています。
「階段で痛い」「しゃがむと膝の前側が痛む」「長く座った後に立つと違和感がある」など、膝の前側に症状が集まっている場合は、音そのものだけでなく膝蓋骨周辺の動きにも目を向ける必要があります。
中高年では変形性膝関節症が関係することもある
「朝はまだ大丈夫だけれど、立ち上がりや歩き始めが痛い」という方もいるでしょう。
日本整形外科学会によると、変形性膝関節症では初期に立ち上がりや歩き始めなど、動き始めに膝の痛みを感じることがあり、進むと階段昇降や正座がしづらくなると言われています。また、関節軟骨の変化などによって膝の動きが滑らかでなくなる場合があります。 (日本オーケストラ協会)
ただし、中高年で膝がコリコリ鳴るからといって、すべてが変形性膝関節症というわけではありません。
ひねった後の痛みや引っかかりは半月板にも注意
スポーツ中に膝をひねった後や、方向転換をした後から「コリッと鳴って痛い」「引っかかる感じがする」というケースでは、半月板など関節内の組織が関係する場合もあると言われています。
半月板は膝の中でクッションのような役割を担っており、外傷だけでなく加齢による変化を背景に傷むケースもあります。 (日本オーケストラ協会)
このように原因を考えるときは、「コリコリ」という音だけでは不十分です。年齢、痛みが始まったきっかけ、膝の前・内側・外側のどこが痛むのか、階段や歩行など何をすると症状が出るのかを整理すると、膝の状態を確認する手がかりになります。
引用元:日本整形外科学会「変形性膝関節症」 変形性膝関節症について
引用元:日本整形外科学会「半月(板)損傷」 半月(板)損傷について
引用元:東京整形外科ひざ・こかんせつクリニック 膝から鳴るポキポキ・ゴリゴリ音の原因と対処法
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症状からチェック|コリコリ音と一緒にこんな症状がある場合は注意
「膝から音はするけれど、どんな状態なら専門家に相談したほうがいい?」。ここで大切なのは、コリコリという音の大きさよりも、音と一緒に何が起きているかです。
膝を伸ばすとコリコリ鳴って痛い場合は、次のような症状がないか確認してみましょう。
腫れ・熱感・痛みが続いていないか
膝が普段より腫れている、触ると熱っぽい、歩いた後だけでなく安静にしていても痛む。このような症状がある場合には、膝の関節内で炎症が起きている可能性も考えられると言われています。
日本整形外科学会では、変形性膝関節症の症状として膝の痛みや水がたまることが挙げられており、進行すると安静時にも痛みが続いたり、膝が伸びにくくなったりする場合があるとされています。 (日本オーケストラ協会)
「音が鳴るだけだから」と考えず、腫れや熱感などの変化も一緒に確認しておきましょう。
膝が伸びない・途中で引っかからないか
「伸ばそうとしても途中で止まる」「何かが挟まっているような感じがする」。このような引っかかり感にも注意が必要です。
参考記事では、膝の曲げ伸ばしの途中で動きが止まるロッキング症状について、半月板の損傷や関節内の遊離体などが関係する可能性があると言われています。 (東京整形外科ひざ・こかんせつクリニック |)
特に、急に膝が動かなくなった、強い痛みを伴うといった場合には、無理に何度も曲げ伸ばしするのは避けたほうがよいでしょう。
階段・しゃがむ動作・歩き始めでも痛くないか
もう一つ確認したいのが、「どんな動作で痛むのか」です。
たとえば、階段の上り下りやしゃがむ動作で膝のお皿周辺が痛むのか、立ち上がった直後や歩き始めに痛むのか、それとも方向転換で引っかかるのか。症状が出る場面によって、負担がかかっている場所を考えるヒントになります。
「コリコリ音+痛み」に加えて、腫れ、熱感、引っかかり、膝が伸びない、ガクッと力が抜けるといった変化が続く場合は、自己判断だけで様子を見続けず、整形外科などの医療機関への来院を検討することが大切です。音そのものより、痛みや機能の変化があるかどうかを一つの目安にしてください。
引用元:東京整形外科ひざ・こかんせつクリニック 膝から鳴るポキポキ・ゴリゴリ音の原因と対処法
引用元:日本整形外科学会「変形性膝関節症」 変形性膝関節症について
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膝を伸ばすとコリコリ鳴って痛いときの対処法|ストレッチや運動はしても大丈夫?
「膝がコリコリ鳴るなら、ストレッチで伸ばしたほうがいいのかな?」と思う方もいるでしょう。ただし、膝を伸ばすとコリコリ鳴って痛いときは、痛みを我慢して動かすことが必ずしも良いとは限りません。まずは今の膝の状態に合わせて、負担を調整することが大切だと言われています。
痛みや腫れが強いときは無理に曲げ伸ばししない
膝に強い痛みや腫れ、熱っぽさがある場合は、深くしゃがむ動作やスクワット、階段の繰り返しなど、痛みが強くなる動作を一時的に控えたほうがよいと言われています。
「動かしたほうが早く改善しそう」と、痛みを我慢して何度も膝を曲げ伸ばしする方もいます。しかし、刺激を加えるたびに痛みが増すのであれば、無理に続ける必要はありません。
特に、コリコリという音を消そうとして、わざと何度も膝を鳴らすのは避けましょう。
痛みが落ち着いているなら軽い運動を取り入れる方法もある
一方で、「膝が鳴るから一切動かさない」という考え方もおすすめできません。
日本整形外科学会では、変形性膝関節症に対する運動療法について、痛みの軽減や体の機能、日常生活動作の改善に役立つとされています。大腿四頭筋を鍛える運動や関節可動域を保つ運動などが行われることもあると言われています。
ただし、「どんな運動でも大丈夫」という意味ではありません。痛みが出ない範囲から始めることがポイントです。
ストレッチしてよいか迷ったら痛みの変化を確認する
では、ストレッチはどうでしょうか。
太ももの前後やふくらはぎなど、膝周囲の柔軟性を保つことは大切ですが、膝を強く押し込んだり、勢いをつけて伸ばしたりする必要はありません。
「少し動かすと楽になる」のか、「動かすほど痛みが増える」のかでも対応は変わります。運動中や運動後に痛みが強くなる、膝が腫れてくる、引っかかりが出る場合にはセルフケアをいったん控え、整形外科などで状態を確認してもらうことを検討しましょう。
膝の音だけを見るのではなく、痛み・腫れ・動かしづらさがどう変化しているかを確認しながら運動量を調整することが大切です。
引用元:東京整形外科ひざ・こかんせつクリニック
https://www.tokyo-ortho.jp/blog/%E8%86%9D%E3%81%8B%E3%82%89%E9%B3%B4%E3%82%8B%E3%83%9D%E3%82%AD%E3%83%9D%E3%82%AD%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%82%B4%E3%83%AA%E9%9F%B3%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%A8%E5%AF%BE%E5%87%A6%E6%B3%95/
引用元:日本整形外科学会「変形性膝関節症」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/knee_osteoarthritis.html
引用元:日本整形外科学会「変形性膝関節症診療ガイドライン」
https://www.joa.or.jp/topics/2023/files/guideline.pdf
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膝のコリコリ音と痛みが治らないときは?病院へ行く目安と何科を受診するか
「しばらく様子を見ているけれど、膝のコリコリ音と痛みが改善しない」。そんなとき、いつまで様子を見ればいいのか迷いますよね。
膝の音だけであれば生理的に起こる場合もあると言われていますが、痛みや腫れ、動かしづらさなどが続いている場合には、音だけの問題として考えないことが大切です。
痛みが続く・悪化している場合は整形外科への来院を検討
膝への負担を減らしても痛みが続いている、日に日に痛みが強くなる、歩くことがつらくなってきた。このような場合は、整形外科への来院を検討しましょう。
また、膝が明らかに腫れている、熱感がある、安静にしていても痛いといった症状にも注意が必要です。
日本整形外科学会では、変形性膝関節症では初期に立ち上がりや歩き始めの痛みがみられ、進行すると階段昇降や正座が難しくなったり、膝が完全に伸びなくなったりすることがあると言われています。
膝が伸びない・引っかかる場合は早めに状態を確認する
特に気をつけたいのが、「膝が途中で引っかかって伸びない」「急に曲げ伸ばしできなくなった」というケースです。
参考記事では、膝が引っかかって動かなくなるロッキングなどがある場合、半月板をはじめとした関節内の組織が関係している可能性があると言われています。
また、転倒やスポーツなどで膝をひねった後から、痛み・腫れ・引っかかりが続いている場合にも、自己判断で強いストレッチを続けるより、医療機関で確認してもらうほうが安心でしょう。
何科へ行けばいい?まずは整形外科が一般的
「膝のコリコリ音は何科に行けばいいの?」という疑問も多いですが、膝の痛みや関節の動きに問題がある場合は、まず整形外科への来院が一般的です。
整形外科では症状や経過を確認したうえで、必要に応じてX線検査やMRI検査などが行われることがあります。日本整形外科学会でも、変形性膝関節症ではX線検査を行い、必要に応じてMRI検査などを用いるとされています。
大切なのは、「コリコリ鳴るから軟骨がすり減っている」と自分だけで決めつけないことです。膝の音には複数の原因が考えられるため、音だけでは状態を判断しづらいと言われています。
痛みが続く、膝が伸びない、腫れている、歩きづらいといった変化があるなら、我慢を続けず一度状態を確認してもらいましょう。
引用元:東京整形外科ひざ・こかんせつクリニック
https://www.tokyo-ortho.jp/blog/%E8%86%9D%E3%81%8B%E3%82%89%E9%B3%B4%E3%82%8B%E3%83%9D%E3%82%AD%E3%83%9D%E3%82%AD%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%82%B4%E3%83%AA%E9%9F%B3%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%A8%E5%AF%BE%E5%87%A6%E6%B3%95/
引用元:日本整形外科学会「変形性膝関節症」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/knee_osteoarthritis.html
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サイト監修者 柔道整復師 2006年に大阪府枚方市で「さかぐち整骨院」を開院。整骨院勤務時代を含め、長年にわたり腰痛や坐骨神経痛、姿勢の乱れなど、さまざまな身体の不調に向き合ってきました。 柔道整復師としての知識と施術経験をもとに、骨格・筋肉・筋膜・神経・身体の動かし方などを多角的に確認し、記事の内容を監修しています。 読者の皆さまが身体について正しく理解し、安心してセルフケアや専門家への相談を検討できるよう、わかりやすく信頼できる情報発信を心がけています。 【保有資格】 柔道整復師/AJCAカイロプラクター/リラクセンスボディーセラピスト/パーソナルトレーナー/食生活アドバイザー/機能訓練指導員
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