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腰骨の出っ張りを押すと痛いのはなぜ?
「腰を触ると硬いものが出っ張っていて、押すと痛い。これって骨に異常があるの?」と不安になる方もいるでしょう。ただし、出っ張りの場所によって触れている骨が異なるため、まずは位置を確かめることが大切です。また、押したときの痛みだけで原因を判断することはできないと言われています。
腰の中央に触れる出っ張りは背骨の「棘突起」
腰の中央を縦になぞったときに触れるゴツゴツした部分は、背骨の後方にある「棘突起」である可能性があります。棘突起は筋肉や靱帯が付着する場所でもあるため、骨そのものではなく、その周辺組織が刺激されて痛んでいるケースも考えられるでしょう。
「出っ張っているから骨がずれているの?」と思うかもしれませんが、棘突起はもともと体の表面から触れやすい構造です。特に痩せ型の方や前かがみになったときは、目立ちやすいと言われています。
腰の左右にある出っ張りは骨盤の一部
腰の中央ではなく、ベルトが当たるあたりや腰の左右に触れる出っ張りは、腸骨稜など骨盤の一部かもしれません。腸骨の周囲にも腰やお尻を支える筋肉、筋膜、靱帯が付いています。そのため、長時間の座り姿勢や立ち仕事が続くと、周辺に負担が集中する場合があります。
骨が出ているように見えても異常とは限らない
左右差が少しある、前かがみになると目立つといった状態だけで、すぐに異常とは言い切れません。一方、急に出っ張りが目立ってきた、腫れや熱感を伴う、転倒後から痛いという場合は注意が必要です。「いつから」「どの場所が」「どんなときに痛むか」を確認しておきましょう。
引用元:Therapist Planet
https://therapistplanet.co.jp/column/025/
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/body/waist.html
腰骨の出っ張りを押すと痛い主な原因
「腰骨を押したときだけ痛むなら、放っておいても大丈夫?」という疑問もあるでしょう。腰骨の出っ張りを押すと痛い場合、筋肉や筋膜の緊張、靱帯や関節への負担などが関係していると言われています。痛む場所だけで原因を決めつけず、普段の姿勢や直前の行動も振り返ってみてください。
腰まわりの筋肉や筋膜が緊張している
長時間のデスクワーク、中腰での作業、重い荷物の持ち運びが続くと、腰まわりの筋肉が緊張しやすくなります。筋肉や筋膜には骨盤や背骨の近くに付着するものがあるため、硬くなった部分を押すと「骨が痛い」と感じる場合もあるようです。
「休みの日は楽だけれど、仕事の後は押すと痛い」という方は、姿勢や同じ動作の繰り返しが影響している可能性も考えられます。
靱帯や椎間関節に負担がかかっている
背骨同士を支える靱帯や、腰椎の後方にある椎間関節へ負担がかかると、背骨付近に押したときの痛みが現れることもあると言われています。腰を反らす、ひねる、急に起き上がるといった動作で痛みが増す場合は、筋肉以外の組織が刺激されている可能性も否定できません。
ぶつけた・圧迫されたなど外からの刺激がある
転倒して腰を打った、硬い床で長時間寝た、椅子の背もたれが当たり続けたなど、外からの刺激でも圧痛が出ることがあります。軽い打撲に見えても、強い衝撃を受けた場合や骨粗しょう症がある方では骨折の可能性も考えられます。痛い部分を何度も押して確かめると刺激が重なるため、繰り返し触らないようにしましょう。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/acute_low_back.html
引用元:再春館製薬所
https://www.saishunkan.co.jp/lashiku/health-care/kampo/waist-push-pain/
腰骨の出っ張りを押すと痛いときに考えられる病気
腰骨の出っ張りを押すと痛い症状の多くは、筋肉や周辺組織への負担が関係していると考えられます。ただし、「押したときだけだから大丈夫」とは限りません。骨や神経に関わる病気、まれに内臓の病気などが隠れている可能性もあると言われています。
腰椎分離症・圧迫骨折・変形性脊椎症など骨の異常
腰椎分離症では、腰を反らしたりひねったりした際に痛みが強くなる傾向があると言われています。特に成長期にジャンプや回旋動作を繰り返すスポーツをしている方は注意が必要です。
一方、圧迫骨折は転倒などをきっかけに起こるほか、骨粗しょう症がある方では明らかな外傷がなくても生じる場合があります。変形性脊椎症では、加齢による椎間板や関節の変化に伴い、慢性的な痛みや動かしづらさが現れることもあるようです。
腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症など神経に関わる病気
腰の痛みだけでなく、お尻や脚に広がる痛み、しびれ、力の入りにくさがある場合は、神経への影響も考えなければなりません。ただし、腰骨を押すと痛いという症状だけで、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と判断することはできないと言われています。
感染症・腫瘍・内臓の病気による痛みにも注意する
頻度は高くありませんが、背骨の感染症や腫瘍が腰痛の原因になる場合もあります。また、尿管結石など泌尿器の病気や、消化器・婦人科系の病気によって腰周辺に痛みを感じるケースもあるようです。安静にしても軽くならない、夜間に痛む、発熱や体重減少があるといった場合は、自己判断で様子を見ないことが大切です。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/spondiyolysis.html
腰骨の出っ張りが痛いときのセルフチェックと対処法
「自宅では何を確認したらいい?」という方は、まず痛みの場所と出方を整理してみましょう。セルフチェックは病名を判断するものではありませんが、医療機関で症状を伝える際にも役立ちます。無理に体を動かしたり、痛い部分を強く押したりする必要はありません。
痛む位置・きっかけ・動作との関係を確認する
痛みが腰の中央にあるのか、それとも左右の骨盤付近なのかを確認します。次に、いつから痛むのか、転倒やスポーツなどのきっかけがなかったかを思い出してみてください。
「押したときだけ痛い」「腰を反らすと強くなる」「座っていると重だるい」など、痛み方も記録しておくとよいでしょう。脚のしびれ、発熱、吐き気、排尿時の違和感といった腰以外の症状も大切な情報です。
繰り返し強く押さず腰に負担がかかる姿勢を控える
気になるからといって何度も押すと、周辺組織への刺激が増えて痛みが長引く可能性があります。まずは強い指圧やマッサージを控え、同じ姿勢を長時間続けないようにしましょう。痛みが強くない範囲で姿勢を変えたり、短時間歩いたりする方法もあります。
強い痛みやしびれがあるときはストレッチをしない
軽い筋肉の張りであれば、無理のない運動が負担軽減につながる場合があります。ただし、動くと強く痛む、打撲後である、脚にしびれがあるといった状態では、自己流のストレッチは控えたほうがよいでしょう。「伸ばせば改善するはず」と無理をせず、症状に合った対応を確認することが重要です。
引用元:Therapist Planet
https://therapistplanet.co.jp/column/025/
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
腰骨を押した痛みが改善しないときの対処法と来院目安
腰骨を押した痛みが数日たっても変わらない、むしろ強くなっている場合は、「もう少し待てば改善するだろう」と我慢しすぎないようにしましょう。痛みの程度だけでなく、安静時の状態や腰以外に現れている症状も来院を考える目安になります。
安静時や夜間にも痛む・発熱がある場合は早めに相談する
動いていないときも痛む、夜中に目が覚めるほど痛い、時間の経過とともに悪化している場合は注意が必要です。発熱や悪寒、食欲低下、理由のわからない体重減少などを伴うときも、早めに医療機関へ相談したほうがよいと言われています。
また、転倒や事故の後から痛む場合、骨粗しょう症を指摘されたことがある場合も、外見だけで判断しないことが大切です。
脚のしびれ・筋力低下・排尿排便の異常は速やかに来院する
お尻から脚にかけて強くしびれる、足に力が入らない、歩きづらいといった症状は、神経が影響を受けている可能性があります。さらに、尿が出にくい、尿が漏れる、排便の感覚がおかしい、股の周辺がしびれる場合は、速やかな来院が必要と言われています。
何科へ行くべきかと医療機関で行われる主な検査
腰骨や骨盤周辺を押して痛む場合は、まず整形外科への相談が選択肢になります。医療機関では、症状や外傷歴を確認したうえで、触診や動作の確認が行われます。必要に応じてレントゲン、MRI、CT、血液検査、尿検査などが検討されるようです。原因によって適した対応は異なるため、痛む場所を自己判断でもみ続けず、一度状態を確認してもらいましょう。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/acute_low_back.html
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サイト監修者 柔道整復師 2006年に大阪府枚方市で「さかぐち整骨院」を開院。整骨院勤務時代を含め、長年にわたり腰痛や坐骨神経痛、姿勢の乱れなど、さまざまな身体の不調に向き合ってきました。 柔道整復師としての知識と施術経験をもとに、骨格・筋肉・筋膜・神経・身体の動かし方などを多角的に確認し、記事の内容を監修しています。 読者の皆さまが身体について正しく理解し、安心してセルフケアや専門家への相談を検討できるよう、わかりやすく信頼できる情報発信を心がけています。 【保有資格】 柔道整復師/AJCAカイロプラクター/リラクセンスボディーセラピスト/パーソナルトレーナー/食生活アドバイザー/機能訓練指導員
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