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甲状腺機能低下症のミオパチーとは?甲状腺と筋肉の関係
「甲状腺の病気なのに、どうして筋肉までつらくなるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。甲状腺機能低下症では、だるさや寒がり、むくみなどだけでなく、筋力低下や筋肉の疲れやすさがみられることもあると言われています。
こうした筋肉の症状に関係するのが「甲状腺機能低下性ミオパチー」です。ミオパチーとは筋肉そのものに異常が生じる病気の総称で、日本神経学会では、甲状腺機能低下症に伴う内分泌性ミオパチーでは、近位筋を中心とした筋力低下や筋肉の疲れやすさがみられるとされています。
「最近、階段が妙につらい」「立ち上がるときに足へ力が入りにくい」と感じても、単なる運動不足や年齢のせいだと思ってしまうかもしれません。ただ、甲状腺機能低下症がある場合は、筋肉への影響も視野に入れておくことが大切です。
甲状腺機能低下性ミオパチーとは
甲状腺機能低下性ミオパチーとは、甲状腺機能の低下に伴って現れる筋肉の障害を指します。
特徴として、太ももや腕、背中など体の中心に近い筋肉に、筋力低下や筋肉痛、筋けいれんなどが現れる場合があると言われています。「歩けるから大丈夫」と考えず、以前より階段が上りにくい、椅子から立つのが大変になった、といった変化にも目を向けてみましょう。
甲状腺ホルモンが不足すると筋肉に影響する理由
「ホルモンと筋肉にどんな関係があるの?」というところも気になりますよね。
甲状腺ホルモンは全身の代謝に関わっているため、甲状腺機能が低下すると筋肉にも影響が及ぶと考えられています。参考記事では、単純な代謝の問題だけではなく、骨格筋における組織変化なども筋症状に関係すると説明されています。
そのため、休んでも筋肉の疲れが抜けにくい、力を出しづらいといった状態が続く場合には、筋肉だけの問題とは限りません。
橋本病でもミオパチーが起こることがある
橋本病は甲状腺機能低下症の原因となる代表的な病気の一つです。そのため、橋本病によって甲状腺機能が低下している場合にも、筋力低下や筋肉痛、筋けいれんなどがみられることがあると言われています。
一方で、筋肉痛や疲労感は運動不足や使いすぎなどでも起こります。「甲状腺機能低下症だから、この筋肉痛もミオパチーだ」と自己判断するのは避けたいところです。症状が続く、筋力低下が目立ってきたなどの変化があれば、医療機関で甲状腺機能や筋肉の状態について相談することが重要でしょう。
引用元:長崎甲状腺クリニック
https://www.nagasaki-clinic.com/hypothyroidmyopathy/
引用元:日本神経学会
https://www.neurology-jp.org/public/disease/myopathy_detail.html
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甲状腺機能低下症のミオパチーで起こりやすい症状
「最近、足に力が入りにくい」「前より筋肉が疲れやすくなった」と感じていませんか?甲状腺機能低下症のミオパチーでは、筋力低下や筋肉痛、筋肉のこわばりなど、さまざまな筋症状がみられることがあると言われています。
ただし、症状の現れ方には個人差があります。単なる疲労や運動不足と区別しづらいケースもあるため、「いつから」「どこに」「どのような症状が出ているか」を確認することが大切でしょう。
太もも・腕・肩などの近位筋に力が入りにくくなる
甲状腺機能低下症のミオパチーでは、太ももや上腕、肩など、体の中心に近い「近位筋」に筋力低下が現れることがあると言われています。
「物を持ち上げるのが以前より大変」「足に力が入りづらい」といった変化がきっかけになる場合もあります。一時的な疲れと思って見過ごしやすい症状ですが、甲状腺機能低下症がある方は筋肉との関係も考えておきたいところです。
筋肉痛・こわばり・筋けいれんで日常動作がつらくなる
筋力低下だけではありません。筋肉痛や筋肉のこわばり、筋けいれんなどを伴うこともあると言われています。
たとえば、「椅子からスッと立てなくなった」「階段を上ると太ももがすぐ疲れる」といった変化です。普段なら気にならなかった動作が少しずつ大変になるため、年齢や運動不足のせいだと思う方もいるでしょう。
症状が続く場合は、無理に運動して筋肉を鍛えるのではなく、まず原因を確認することが重要です。
筋肉が疲れやすい・運動しづらいと感じることもある
「少し動いただけなのに疲れる」という症状も見逃せません。甲状腺機能低下症では筋肉の代謝などに影響し、筋疲労を感じやすくなることがあると言われています。
また、しびれがある場合はミオパチーだけではなく、末梢神経障害など別の原因が関係している可能性も考えられます。筋力低下に加えて、しびれや感覚の異常が続く場合には自己判断せず、医療機関で相談しましょう。
引用元:長崎甲状腺クリニック
https://www.nagasaki-clinic.com/hypothyroidmyopathy/
引用元:日本神経学会
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甲状腺機能低下症でミオパチーが起こる原因とCK(CPK)の関係
「甲状腺の機能が低下すると、なぜ筋肉にまで影響するの?」と不思議に感じる方もいるでしょう。甲状腺ホルモンは全身の代謝に関わっており、不足すると骨格筋のエネルギー代謝などにも影響を与えると言われています。
甲状腺機能低下症のミオパチーでは、筋力低下や筋肉痛などに加え、血液検査でCK(CPK)の上昇が確認されるケースもあるようです。ただ、CKが高いからといって、必ずしも症状が強いとは限りません。数値だけを見るのではなく、甲状腺機能や症状などを含めて確認していくことが重要と言われています。
甲状腺ホルモン不足によって筋肉の代謝に影響する
甲状腺ホルモンは、体のさまざまな組織の代謝に関係しています。当然ながら、筋肉もその一つです。
甲状腺機能が低下すると、骨格筋におけるエネルギー代謝などに変化が生じ、筋肉が疲れやすい、力を出しづらいといった症状につながる場合があると言われています。「運動していないのに筋肉が重い」というケースでは、単純な筋疲労だけではない可能性も考えておきたいところです。
血液検査でCK(CPK)が上昇することがある
「CK(CPK)って何?」という方も多いかもしれません。CKは主に骨格筋や心筋などに存在する酵素で、筋肉に障害が起こると血液中の値が高くなる場合があります。
参考記事では、甲状腺機能低下症のミオパチーでもCKが上昇することがあると言われています。一方、CKの数値と筋力低下の程度が必ず一致するわけではないため、数値だけで判断するのは避けたほうがよいでしょう。
CKだけで判断せず、ほかのミオパチーとの違いも確認する
CKが高いからといって、原因が甲状腺機能低下症とは限りません。激しい運動のほか、薬剤性ミオパチーや炎症性ミオパチーなど、別の要因でもCKが上昇する場合があると言われています。
そのため、CKだけを見るのではなく、TSHやFT4などの甲状腺機能、筋力低下や筋肉痛の状態、服用している薬などを含めて確認することが大切です。気になる数値が出た場合には自己判断せず、医療機関で相談しましょう。
引用元:長崎甲状腺クリニック
https://www.nagasaki-clinic.com/hypothyroidmyopathy/
引用元:日本神経学会
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甲状腺機能低下症のミオパチーを調べる検査と治療方法
「筋力が落ちてきたけれど、本当に甲状腺が関係しているの?」と気になる方もいるでしょう。甲状腺機能低下症のミオパチーが疑われる場合、筋肉の症状だけを見るのではなく、甲状腺機能や血液中のCK(CPK)などを確認することが重要と言われています。
また、筋力低下や筋肉痛は甲状腺機能低下症以外でも現れることがあります。そのため、症状や検査結果によっては、ほかのミオパチーや神経疾患なども含めて確認していく必要があるでしょう。
TSH・FT4やCK(CPK)などを血液検査で確認する
甲状腺機能低下症が疑われる場合には、一般的にTSHやFT4などの数値を血液検査で確認すると言われています。
さらに、筋肉への影響を確認する指標の一つがCK(CPK)です。甲状腺機能低下症のミオパチーでは、CKが上昇する場合があるとされています。ただし、「CKが高い=甲状腺が原因」とは限りません。筋肉痛や筋力低下の状態、ほかの検査結果なども含めて確認することが大切でしょう。
必要に応じて筋電図などでほかの病気との違いを調べる
「血液検査だけですべてわかるの?」と思うかもしれません。実際には、症状によって筋電図などの検査が検討される場合もあると言われています。
筋力低下は薬剤性や炎症性のミオパチー、神経の病気などでも起こる可能性があります。症状が続いている場合は、甲状腺機能だけに原因を決めつけず、必要な検査を受けて原因を確認することが重要です。
甲状腺機能への対応を基本に薬を自己判断で変更しない
甲状腺機能低下症に伴うミオパチーでは、原因となっている甲状腺機能低下症への対応が基本になると言われています。甲状腺ホルモンの状態が整うにつれて、筋肉の症状やCKが改善するケースも報告されています。
ただし、改善までの期間には個人差があるため、焦って運動量を増やすのは避けたいところです。また、「症状が楽になったから」と自己判断で薬を中止したり、量を変更したりするのも適切ではありません。薬について気になることがあれば、担当の医師に相談しながら進めましょう。
引用元:長崎甲状腺クリニック
https://www.nagasaki-clinic.com/hypothyroidmyopathy/
引用元:日本神経学会
https://www.neurology-jp.org/public/disease/myopathy_detail.html
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筋力低下・筋肉痛が強いときの注意点と医療機関へ相談する目安
「筋肉痛くらいなら、しばらく様子を見ても大丈夫かな?」と思う方もいるでしょう。ただ、甲状腺機能低下症のミオパチーでは、筋力低下や筋肉痛が強くなり、普段の生活に影響する場合があると言われています。
特に、症状が少しずつ強くなっている、休んでも筋肉痛が続くといった場合は注意が必要です。すべてを甲状腺機能低下症によるものと考えず、症状の変化を確認しながら医療機関へ相談することが大切でしょう。
筋力低下が進み日常生活に支障がある場合は相談する
「階段を上るのが急につらくなった」「椅子から立ち上がるときに足へ力が入りにくい」など、日常生活で変化を感じることがあります。
甲状腺機能低下症のミオパチーでは、太ももや上腕などの近位筋を中心に筋力低下がみられる場合があると言われています。さらに、強い筋肉痛や筋肉の腫れが続いている場合も、単なる疲労だと自己判断しないほうがよいでしょう。
強い筋肉痛や赤褐色の尿がある場合は横紋筋融解症に注意する
甲状腺機能低下症では、まれに横紋筋融解症を伴うケースも報告されています。
横紋筋融解症では筋肉の強い痛みや筋力低下などに加え、ミオグロビン尿によって尿が赤褐色になることがあると言われています。「いつもの筋肉痛と違う」「尿の色がおかしい」と感じた場合には放置せず、速やかに医療機関へ相談してください。
症状が改善しない場合はほかのミオパチーや神経疾患も確認する
甲状腺機能への対応を続けていても、筋力低下や筋肉痛が思うように改善しないケースもあります。
そんなときに大切なのが、「甲状腺が原因だから」と決めつけないことです。薬剤性・炎症性などのミオパチーや神経疾患など、別の原因が関係している可能性も考えられます。
筋力低下が進んでいる、しびれや感覚の異常を伴うなど気になる症状があれば、必要に応じて詳しい検査について医師へ相談しましょう。
引用元:長崎甲状腺クリニック
https://www.nagasaki-clinic.com/hypothyroidmyopathy/
引用元:日本神経学会
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サイト監修者 柔道整復師 2006年に大阪府枚方市で「さかぐち整骨院」を開院。整骨院勤務時代を含め、長年にわたり腰痛や坐骨神経痛、姿勢の乱れなど、さまざまな身体の不調に向き合ってきました。 柔道整復師としての知識と施術経験をもとに、骨格・筋肉・筋膜・神経・身体の動かし方などを多角的に確認し、記事の内容を監修しています。 読者の皆さまが身体について正しく理解し、安心してセルフケアや専門家への相談を検討できるよう、わかりやすく信頼できる情報発信を心がけています。 【保有資格】 柔道整復師/AJCAカイロプラクター/リラクセンスボディーセラピスト/パーソナルトレーナー/食生活アドバイザー/機能訓練指導員








