目次
二の腕がつるとは?突然痛くなる仕組み
二の腕が突然ギュッと硬くなり、動かしづらいほど痛むと、「何か悪い病気では?」と不安になりますよね。まずは、筋肉がつるときに二の腕で何が起きているのかを確認しましょう。
筋肉が自分の意思とは関係なく収縮している状態
読者:「急に二の腕が硬くなりました。これが“つる”という状態ですか?」
専門家:「その可能性があります。筋肉がつるとは、自分の意思とは関係なく筋肉が急に収縮し、うまく緩まなくなった状態だと言われています」
医学的には筋けいれんと呼ばれ、強い痛みを伴うこともあります。多くは数秒から数分ほどで落ち着きますが、収縮が収まったあとも、張りや軽い痛みが残るケースがあります。
二の腕の前側と後ろ側で関係する筋肉が異なる
読者:「二の腕なら、どこがつっても同じなのでしょうか?」
専門家:「痛む場所によって、関係する筋肉が異なります。前側なら上腕二頭筋、後ろ側なら上腕三頭筋が収縮している可能性があります」
上腕二頭筋は肘を曲げたり、荷物を持ち上げたりするときに使われます。一方、上腕三頭筋は肘を伸ばす動作で働く筋肉です。筋トレ、荷物運び、腕を上げ続ける作業など、直前の動作を振り返ると負担を受けた部分がわかりやすくなります。
筋肉痛・肉離れ・しびれとの違い
筋肉痛は運動した数時間後から翌日以降に現れることが多く、動かしたときや押したときに痛む傾向があります。肉離れの場合は、運動中などに鋭い痛みが生じ、腫れや内出血を伴うこともあると言われています。
読者:「指先までピリピリする場合も、二の腕がつっているだけですか?」
専門家:「しびれが手や指まで広がる場合は、首や腕の神経が影響している可能性も考えられます。筋肉のつりだけと決めつけないことが大切です」
引用元:MSDマニュアル家庭版「筋肉のけいれん」
引用元:ユビー「二の腕がつる原因や対処法」
二の腕がつる原因とは?考えられる主な要因
二の腕がつる原因とは、一つに限定できるものではありません。筋肉疲労、水分不足、冷えなど、いくつかの条件が重なって起こる場合もあると言われています。
運動や重い荷物による筋肉疲労と急激な負荷
読者:「腕立て伏せをした日の夜に二の腕がつりました。筋トレが原因ですか?」
専門家:「普段より強い負荷をかけたことで、二の腕に筋肉疲労がたまっていた可能性があります」
腕立て伏せやダンベル運動だけでなく、重い荷物を運ぶ、子どもを長時間抱く、腕を上げたまま作業するといった動作も負担になります。運動習慣がない状態で急に筋肉を使うと、筋肉の収縮を調整しづらくなる場合があると言われています。
水分不足と電解質バランスの乱れ
読者:「足ではなく二の腕がつる場合も、水分不足が関係しますか?」
専門家:「はい。二の腕を含め、筋肉のつりには脱水や電解質バランスの乱れが関係する可能性があります」
大量に汗をかくと、水分とともにナトリウムやカリウムなども失われます。運動時だけでなく、暑い場所での作業、入浴後、飲酒後、就寝中にも水分は失われるため注意が必要です。ただし、特定のミネラルだけを取れば必ず改善するわけではありません。
冷え・血行不良・加齢・薬や病気の影響
冷房で二の腕が冷えている、同じ姿勢を長く続けているといった状況では、筋肉が緊張しやすいと言われています。加齢によって筋肉量や柔軟性が低下し、水分をためておく力が落ちることも一因として考えられます。
また、利尿薬など一部の薬や、糖尿病、甲状腺、腎臓、末梢神経などの問題が関係するケースもあると言われています。服用中の薬が気になる場合でも、自己判断で中止せず、処方した医師や薬剤師へ相談しましょう。
引用元:戸田市「筋肉がつる原因と対処法」
引用元:ユビー「腕がつる原因や考えられる病気」
引用元:ユビー「二の腕がつる原因や対処法」
二の腕がつったときにできる正しい対処法
二の腕がつると、早く痛みをなくそうとして腕を強く振ったり、揉みほぐしたりしたくなるものです。しかし、急な動きは筋肉への負担を増やす可能性があります。まずは慌てず、ゆっくり対応しましょう。
腕を休ませて痛くない範囲でゆっくり伸ばす
読者:「二の腕がつったら、最初に何をすればよいですか?」
専門家:「行っていた動作を止めて、肩と腕の力を抜きましょう。そのうえで、つっている筋肉を痛くない範囲でゆっくり伸ばします」
前側がつった場合は、肘を少しずつ伸ばしながら腕を軽く後方へ動かします。後ろ側の場合は、肘を曲げて手を同じ側の肩へ近づけると、筋肉を伸ばしやすくなります。どちらも痛みを我慢せず、呼吸を続けながら行うことがポイントです。
水分を補給して落ち着いてから温める
汗をかいている場合は、水や経口補水液などを少しずつ飲みましょう。一度に大量に飲む必要はありません。心臓や腎臓の病気などで水分や塩分を制限されている方は、主治医の指示を優先してください。
読者:「すぐ温めてもよいですか?」
専門家:「冷えや筋肉のこわばりが考えられる場合は、けいれんが落ち着いてから蒸しタオルなどでやさしく温める方法があります」
ただし、ぶつけたあとに腫れや熱感が出ている場合は、温めず医療機関へ相談しましょう。
強く揉む・反動をつけて伸ばすのは避ける
強く押す、叩く、反動をつけて腕を伸ばすと、筋肉や腱を傷める可能性があります。痛みが残っている間は、筋トレや重い荷物を持つ動作も控えたほうがよいでしょう。
数分休んでも強い収縮が続く、腕を動かせない、腫れや内出血がある場合は、単なる筋肉のつりではないことも考えられます。
引用元:戸田市「筋肉がつる原因と対処法」
引用元:ユビー「二の腕がつる原因や対処法」
引用元:MSDマニュアル家庭版「筋肉のけいれん」
二の腕がつるのを防ぐために見直したい習慣
二の腕がつるのを防ぐには、特別な方法を一度だけ行うのではなく、水分補給や運動量、姿勢などの身近な習慣を見直すことが大切だと言われています。
運動前後に肩から二の腕をストレッチする
読者:「つらないようにするには、運動前に何をすればよいですか?」
専門家:「肩を回す、肘を曲げ伸ばしするなど、軽い動きから始めるとよいでしょう。運動後は、反動をつけずに二の腕をゆっくり伸ばします」
準備をせず急に腕立て伏せやダンベル運動を始めると、筋肉へ大きな負担がかかります。久しぶりに運動する場合は軽い負荷から始め、回数や重さを段階的に増やしましょう。疲労が残っている日は休むことも必要です。
こまめな水分補給とバランスのよい食事を意識する
水分は、のどが渇いてからまとめて飲むのではなく、起床時、運動前後、入浴後などに少しずつ補給しましょう。大量に汗をかいた場合は、電解質を含む飲み物も選択肢になります。
読者:「マグネシウムのサプリメントを飲めばよいですか?」
専門家:「一つの栄養素だけに頼るのではなく、普段の食事を整えることが基本です」
主食、主菜、副菜を組み合わせ、野菜、果物、豆類、乳製品、魚類などを無理なく取り入れましょう。サプリメントは薬との飲み合わせもあるため、使用前に医師や薬剤師へ相談すると安心です。
急な運動・長時間の同じ姿勢・腕の冷えを避ける
デスクワークやスマートフォン操作で肘を曲げ続けていると、肩から二の腕の緊張が続きます。30分から1時間を目安に腕を下ろし、姿勢を変えてみてください。
冷房の風が直接当たる場合は、風向きを調整する、薄手の上着を羽織るといった工夫もおすすめです。「二の腕がつってから対処する」のではなく、疲れや冷えを感じた段階で休ませることが予防につながります。
引用元:戸田市「筋肉がつる原因と対処法」
引用元:ユビー「腕がつる」
引用元:ユビー「二の腕がつる原因や対処法」
二の腕が頻繁につるときは病気?病院へ行く目安
二の腕が一度つっただけで、すぐ病気だと考える必要はありません。しかし、生活を見直しても何度も繰り返す場合や、ほかの症状を伴うときは、医療機関で原因を確認したほうがよいケースもあります。
何度も繰り返す・痛みが長引く場合
読者:「二の腕が毎日のようにつります。しばらく様子を見てもよいですか?」
専門家:「頻度が増えている、夜中に何度も起こる、痛みや張りが長く残る場合は、一度医療機関へ相談しましょう」
来院時には、つった日時、続いた時間、左右どちらか、直前の運動や作業、服用中の薬などを伝えられるようにしておくと役立ちます。症状をスマートフォンへ記録しておくのも一つの方法です。
しびれ・筋力低下・腫れ・皮膚の変色を伴う場合
二の腕のつりとともに、手や指のしびれ、握力低下、物を落とす、腕を上げにくいといった変化がある場合は、首や末梢神経などが影響している可能性があります。
また、二の腕が腫れている、触ると熱い、赤色や紫色に変わっている場合も注意が必要です。強く揉んだり温めたりせず、早めに医療機関へ相談してください。
すぐ病院へ行きたい症状と相談する診療科
読者:「どのような症状なら急いだほうがよいですか?」
専門家:「片側の手足に急に力が入らない、顔の片側が下がる、言葉が出にくい場合は脳卒中の可能性も否定できません。胸の圧迫感、冷や汗、吐き気、強い息苦しさを伴う場合も、早急な対応が必要な可能性があります」
このような症状が突然現れたら、様子を見ず119番へ連絡しましょう。腕の動きや筋肉の痛みは整形外科、持病や薬、全身の不調が関係していそうな場合は内科が相談先の目安です。
引用元:ユビー「腕がつる原因や考えられる病気」
引用元:MSDマニュアル家庭版「筋肉のけいれん」
引用元:総務省消防庁「救急安心センター事業(#7119)」
#二の腕がつる原因
#二の腕がつったときの対処法
#二の腕の筋肉疲労
#二の腕がつる予防法
#二の腕の痛みと来院目安
サイト監修者 柔道整復師 2006年に大阪府枚方市で「さかぐち整骨院」を開院。整骨院勤務時代を含め、長年にわたり腰痛や坐骨神経痛、姿勢の乱れなど、さまざまな身体の不調に向き合ってきました。 柔道整復師としての知識と施術経験をもとに、骨格・筋肉・筋膜・神経・身体の動かし方などを多角的に確認し、記事の内容を監修しています。 読者の皆さまが身体について正しく理解し、安心してセルフケアや専門家への相談を検討できるよう、わかりやすく信頼できる情報発信を心がけています。 【保有資格】 柔道整復師/AJCAカイロプラクター/リラクセンスボディーセラピスト/パーソナルトレーナー/食生活アドバイザー/機能訓練指導員
|








