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子宮筋腫が原因で腰痛が起こることはある?
「子宮筋腫があると言われたけれど、この腰痛も関係しているの?」と気になる方は少なくありません。子宮筋腫は子宮の筋肉から発生する良性の腫瘍で、大きさやできた場所によっては腰痛を伴うと言われています。ただし、子宮筋腫が見つかっても症状がない方もいるため、腰痛だけで原因を決めつけないことが大切です。
大きくなった子宮筋腫が周囲の組織を圧迫する
「子宮にある筋腫が、なぜ腰に影響するの?」と不思議に思いますよね。子宮は骨盤の中にあり、後方には直腸や腰仙部、前方には膀胱があります。筋腫が大きくなると、周囲の臓器や組織が圧迫され、腰の重さや鈍い痛みとして感じる場合があると言われています。頻尿や便秘、下腹部の張りが一緒に現れるケースもあります。
骨盤内の血流や月経に伴う変化が腰痛に関係する
子宮筋腫による腰痛は、物理的な圧迫だけで説明できるとは限りません。月経前後の体調変化や子宮の収縮などが重なり、下腹部から腰にかけて痛みを感じることもあると言われています。「生理が近づくと腰が重くなる」「経血量が多い月ほどつらい」という場合は、痛みと月経周期の関係を確認してみましょう。
筋腫の大きさ・位置・個数によって症状は異なる
小さな筋腫でも出血症状が目立つ場合がある一方、大きくても自覚症状がほとんどないことがあります。とくに子宮の外側へ発育する漿膜下筋腫では、周囲への圧迫症状が現れる可能性があると言われています。痛みの強さだけでは筋腫の状態を判断しづらいため、婦人科で定期的に大きさや位置を確認してもらうことが重要です。
引用元:公益社団法人 日本婦人科腫瘍学会
https://jsgo.or.jp/public/kinshu.html
引用元:厚生労働省「働く女性の心とからだの応援サイト」
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/health/menstruation.html
(公益社団法人 日本婦人 …)
子宮筋腫による腰痛の特徴と一緒に現れやすい症状
「腰が痛いだけなら、いつもの疲れかな」と考えてしまいがちです。しかし、子宮筋腫が関係する腰痛では、月経や下腹部の症状が同時に現れる場合があると言われています。痛みの感じ方には個人差があるため、腰痛だけを見るのではなく、出血量や排尿、排便などの変化も一緒に確認しましょう。
腰の重だるさや骨盤周辺の圧迫感が続く
子宮筋腫に伴う腰痛では、「ズキッと痛む」というより、腰や骨盤の奥が重い、下腹部が押されているように感じる、と表現されることがあります。ただし、痛み方だけで子宮筋腫と一般的な腰痛を見分けることはできません。姿勢を変えても軽くならない、月経周期に合わせて変化するといった特徴があるかを記録すると、相談時に伝えやすくなります。
過多月経・強い生理痛・不正出血を伴う
「以前より生理の量が増えた」「大きな血の塊が出る」「生理が長引く」といった変化はありませんか。子宮筋腫では、過多月経や過長月経、月経痛、不正出血などが現れる可能性があると言われています。ナプキンを替える回数が急に増えた場合や、衣服や寝具まで漏れるほどの出血がある場合は、我慢せず婦人科へ相談しましょう。
貧血・下腹部の張り・頻尿・便秘にも注意する
経血量の多い状態が続くと、鉄欠乏性貧血につながる場合があります。「最近疲れやすい」「階段で息切れする」「立ちくらみが増えた」と感じるときは、腰痛とは別の問題だと思わず、出血量も振り返ってください。また、大きくなった筋腫が膀胱や直腸を圧迫すると、トイレが近い、尿が出にくい、便秘が続くといった症状が現れることもあると言われています。
引用元:公益社団法人 日本婦人科腫瘍学会
https://jsgo.or.jp/public/kinshu.html
引用元:厚生労働省「働く女性の心とからだの応援サイト」
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/health/menstruation.html
(公益社団法人 日本婦人 …)
子宮筋腫による腰痛とほかの原因を見分けるポイント
「子宮筋腫があるから、腰痛の原因も筋腫だろう」と考えるのは少し早いかもしれません。腰痛には、筋肉や関節の負担、腰椎の問題、婦人科疾患など複数の原因が考えられます。子宮筋腫の有無だけにとらわれず、痛むタイミングや一緒に現れる症状を整理することが大切です。
動作や姿勢によって変化する一般的な腰痛との違い
「前かがみで痛い」「長く座ったあとにつらい」「体をひねると痛みが強くなる」という腰痛は、筋肉や関節など運動器の負担が関係している可能性があります。一方、安静時にも腰の重さが続き、月経の変化や下腹部症状を伴う場合は、婦人科系の問題も確認したほうがよいと言われています。ただし、この違いだけで原因を判断することはできません。
子宮内膜症・子宮腺筋症・卵巣疾患との違い
腰痛や骨盤痛は、子宮筋腫だけに見られる症状ではありません。子宮内膜症では強い月経痛、性交時痛、排便時痛などを伴うことがあり、卵巣のう腫では下腹部の張りや痛みが現れる場合があると言われています。また、卵巣がねじれると突然激しい腹痛が起こる可能性もあります。似た症状が多いため、痛む場所だけで見分けようとしないことが重要です。
痛みの場所や症状だけで自己判断しないことが大切
ネット上のチェック項目は、相談のきっかけにはなりますが、病名を決めるものではありません。「右側だから卵巣」「腰の中央だから筋腫ではない」といった判断も避けましょう。腰痛が長引いているときは、整形外科的な原因と婦人科的な原因の両方を視野に入れる必要があります。月経の変化を伴うなら婦人科へ、動作時痛や脚の症状が目立つなら整形外科へ相談してください。
引用元:厚生労働省「働く女性の心とからだの応援サイト」
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/health/menstruation.html
引用元:公益社団法人 日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
(女性特有の健康課題)
子宮筋腫による腰痛がつらいときの対処法
子宮筋腫による腰痛が疑われる場合、自宅でのケアだけで筋腫そのものを小さくすることは難しいと言われています。それでも、腰にかかる負担を減らし、医療機関へ症状を正しく伝えるためにできることはあります。「まず何をすればいい?」と迷ったら、症状の記録と無理をしない生活から始めましょう。
痛みや出血のタイミングを記録する
カレンダーやスマートフォンに、腰痛が現れた日、痛む場所、月経との関係、経血量などを残しておきます。頻尿や便秘、下腹部の張り、立ちくらみなども書き加えるとよいでしょう。「痛かった」という記憶だけよりも、「生理開始の2日前から腰が重くなった」と具体的に伝えたほうが、婦人科で状態を確認する際の参考になります。
無理のない姿勢と休息で腰への負担を減らす
痛みがある日は、重い物を持つ作業や同じ姿勢を長時間続けることを控えましょう。横になる場合は、膝の下にクッションを入れたり、横向きで膝を軽く曲げたりすると楽に感じる方もいます。ただし、長期間まったく動かない生活は筋力低下につながる可能性があります。痛みが増えない範囲で姿勢を変え、短い歩行などを取り入れてください。
自己流の強いマッサージや無理な運動を避ける
「強く押せば楽になるかも」と考えて、下腹部や腰を強く揉むのは控えたほうがよいでしょう。痛みを我慢して行うストレッチや筋力トレーニングもおすすめできません。温めると心地よい方もいますが、出血量が多いときや急な痛みがある場合は、セルフケアを続けるより医療機関への相談を優先してください。
引用元:公益社団法人 日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
引用元:公益社団法人 日本婦人科腫瘍学会
https://jsgo.or.jp/public/kinshu.html
(www.joa.or.jp)
子宮筋腫と腰痛で婦人科へ相談する目安
「この程度で婦人科へ行ってもいいのかな」と迷う方もいるでしょう。腰痛に月経や下腹部の変化が加わっている場合は、症状が軽いうちに相談して構いません。とくに日常生活へ支障が出ている場合や、症状が以前より強くなっている場合は、自己判断で様子を見続けないことが大切です。
腰痛に過多月経・不正出血・貧血症状を伴う場合
経血量が増えた、生理期間が長くなった、生理以外にも出血するといった場合は、婦人科への来院を検討しましょう。息切れ、動悸、強い疲労感、立ちくらみなどがあるときは、貧血が進んでいる可能性も考えられます。症状の程度は筋腫の大きさだけで決まらないと言われているため、「小さい筋腫だから大丈夫」と自己判断しないようにしてください。
強い痛みや急な症状は早めに医療機関へ相談する
突然の激しい腹痛や腰痛、大量の出血、意識が遠のくような感覚がある場合は、早急な相談が必要です。また、発熱、安静にしても軽くならない痛み、脚のしびれや力の入りにくさ、排尿の異常などは、婦人科疾患以外の問題が隠れている可能性もあると言われています。夜間や休日で判断に迷った場合は、地域の救急相談窓口を利用しましょう。
婦人科で行われる確認と主な対応方法
婦人科では、問診や内診、超音波検査などを通して、筋腫の位置や大きさを確認します。必要に応じてMRI検査や血液検査が行われる場合もあります。対応は経過観察、薬を使う方法、手術などがあり、症状の強さ、年齢、妊娠の希望などによって選択肢が変わると言われています。子宮筋腫があるからといって、すべての方に手術が必要になるわけではありません。
引用元:公益社団法人 日本婦人科腫瘍学会
https://jsgo.or.jp/public/kinshu.html
引用元:公益社団法人 日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
(公益社団法人 日本婦人 …)
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サイト監修者 柔道整復師 2006年に大阪府枚方市で「さかぐち整骨院」を開院。整骨院勤務時代を含め、長年にわたり腰痛や坐骨神経痛、姿勢の乱れなど、さまざまな身体の不調に向き合ってきました。 柔道整復師としての知識と施術経験をもとに、骨格・筋肉・筋膜・神経・身体の動かし方などを多角的に確認し、記事の内容を監修しています。 読者の皆さまが身体について正しく理解し、安心してセルフケアや専門家への相談を検討できるよう、わかりやすく信頼できる情報発信を心がけています。 【保有資格】 柔道整復師/AJCAカイロプラクター/リラクセンスボディーセラピスト/パーソナルトレーナー/食生活アドバイザー/機能訓練指導員
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