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シーバー病とは?サッカーをする子どもにかかとの痛みが起こる原因
「最近、サッカーの練習が終わるとかかとが痛いと言うんです」という相談は、成長期のお子さんでは珍しくありません。なかでも考えられるものの一つが、シーバー病です。なぜサッカーを頑張っている子どもに起こりやすいのでしょうか。
シーバー病は成長期に起こりやすいかかとのスポーツ障害
シーバー病は「踵骨骨端症」とも呼ばれ、成長期の子どもにみられるかかとの痛みの原因の一つです。成長期のかかとには、まだ成熟していない成長部分があります。この時期に走ったりジャンプしたりする動作を何度も繰り返すと、その部分へ負担が加わり、痛みにつながることがあると言われています。
「成長痛なら、そのうち改善するのでは?」と思うかもしれません。しかし、運動すると痛みが強くなり、休むと落ち着くという場合には、スポーツによる負担も考えておきたいところです。
走る・蹴る・切り返す動作がかかとへの負担につながる
サッカーでは、ただ走るだけではありません。ダッシュ、急停止、方向転換、ジャンプ、キックなど、足へ繰り返し衝撃が加わります。
特に練習量が増えた時期や、大会が続いている時期には「練習が終わるとかかとが痛い」「朝は大丈夫なのに、サッカーをすると痛くなる」といった変化がみられる場合があります。
アメリカ整形外科学会でも、ランニングやジャンプなどの反復する負荷が、かかとの成長部分へストレスを与えると言われています。
成長期の骨・アキレス腱・ふくらはぎの硬さとの関係
もう一つ見逃したくないのが、成長期特有の体の変化です。
「骨が伸びているなら、筋肉も同じように伸びるのでは?」と思いますよね。ところが、成長のスピードによっては骨と筋肉・腱の柔軟性のバランスが変わり、ふくらはぎやアキレス腱周囲が張りやすくなる場合があると言われています。
アキレス腱はかかとの骨につながっているため、ふくらはぎの柔軟性が低下すると、かかとにかかる牽引ストレスが増えることも考えられます。シーバー病では「痛い場所だけ」を見るのではなく、練習量や足の使い方、ふくらはぎの柔軟性なども一緒に確認することが大切です。
引用元:住吉鍼灸院・接骨院「シーバー病でサッカーを休むのは正解?」
引用元:American Academy of Orthopaedic Surgeons「Sever’s Disease」
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シーバー病でサッカーは休むべき?症状から判断する目安
「シーバー病と言われたら、サッカーは完全に休ませないといけないのでしょうか?」
親御さんにとって、ここが一番気になるところではないでしょうか。本人が「試合に出たい」「練習を休みたくない」と言えば、なおさら迷います。ただ、シーバー病の状態は全員同じではありません。サッカーを続けられるかどうかは、痛みの程度や歩き方などを確認しながら考えることが重要だと言われています。
運動後だけ痛む場合と歩くだけでも痛む場合の違い
たとえば、「練習の後だけ少し痛むけれど、普段は普通に歩ける」というケースと、「学校へ行くときも痛い」「かかとを着けるのがつらい」というケースでは、負担の程度が異なる可能性があります。
シーバー病では、運動によって症状が強くなり、休むと軽くなることがあると言われています。そのため、まず確認してほしいのは「いつ痛いのか」です。
練習中、練習後、翌朝、歩行時など、痛みが出るタイミングを本人と一緒に整理してみましょう。
練習を中止・制限したほうがよい症状
「少しくらいなら我慢しても大丈夫」と考えるのは注意が必要です。
歩くだけでも痛む、足を引きずる、かかとを着けずにつま先で歩く、走ると明らかにフォームが変わるといった場合には、サッカーの負荷を減らすことが検討されます。
一方で、AAOSでは強い痛みや跛行がない場合、状態によってはスポーツを継続できることもあるとされています。つまり、「シーバー病なら必ず何週間も完全休養」と一律に決めるものではなく、症状を見ながら判断することが大切です。
痛みを我慢してサッカーを続けるリスク
子どもは「レギュラーから外れたくない」「試合に出たい」という気持ちから、痛みを隠してしまうことがあります。
しかし、痛みがある状態でダッシュやジャンプを繰り返すと、かかとへの負担が続き、症状が強くなる可能性があると言われています。また、かかとをかばって走ることで、膝や股関節など別の場所へ負担がかかることも考えられます。
「休ませるか、続けさせるか」の二択だけではなく、走る量を減らす、ジャンプを控える、別メニューにするといった調整も選択肢です。歩行時にも痛みがある場合や症状が強くなっている場合は、自己判断で続けず専門家へ相談しましょう。
引用元:住吉鍼灸院・接骨院「シーバー病でサッカーを休むのは正解?」
引用元:American Academy of Orthopaedic Surgeons「Sever’s Disease」
引用元:HealthyChildren.org「Heel Pain and Sever’s Disease」
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シーバー病によるかかとの痛みに自宅でできる対処法
「できるだけ早くサッカーに戻してあげたい。でも、自宅では何をしたらいいのでしょう?」
シーバー病によるかかとの痛みでは、ただ我慢して練習を続けるのではなく、かかとに集中している負担を一度減らすことが大切だと言われています。練習量、ふくらはぎの柔軟性、シューズなど、普段の環境を一つずつ見直してみましょう。
痛みが強い時期は練習量や走る・跳ぶ動作を調整する
まず考えたいのが運動量です。
「休んだら体力が落ちそう」と心配になるかもしれませんが、痛みが強い状態でダッシュやジャンプを繰り返すと、かかとへの負担が続いてしまいます。
完全に何もしないという意味ではありません。痛みの程度によって、ダッシュを控える、ジャンプメニューを減らす、練習時間を短くするなど負荷を調整する方法もあります。痛みが強い場合は休養を優先し、症状に合わせて段階的に戻すことがすすめられています。
ふくらはぎやアキレス腱周囲の柔軟性を整える
次に確認してほしいのが、ふくらはぎです。
「うちの子、昔から体が硬いんです」という場合はもちろん、成長期に急に身長が伸びた子も筋肉が張っていることがあります。
ふくらはぎの筋肉から続くアキレス腱は、かかとの骨に付着しています。そのため、ふくらはぎの柔軟性を整えることで、かかとへ加わる牽引ストレスを減らすことにつながると言われています。
ただし、ストレッチでかかとに強い痛みが出る場合は無理に伸ばさないようにしましょう。
靴・インソール・ヒールカップなどでかかとの負担を減らす
意外と見落としやすいのが、サッカーシューズです。
「まだ履けるから」と小さくなったスパイクを使っていたり、クッション性が低下した靴を長期間履いていたりしませんか。
AAOSや米国小児科学会の情報では、かかとへの衝撃を和らげる目的でヒールパッドやヒールカップ、適切なサポートのある靴などが選択肢になると言われています。
ただし、インソールを入れればシーバー病が必ず改善するというものではありません。足の形や痛みの出方によって合うものは変わります。練習量・柔軟性・シューズをまとめて見直し、お子さんの状態に合わせて負担を調整していきましょう。
引用元:住吉鍼灸院・接骨院「シーバー病でサッカーを休むのは正解?」
引用元:American Academy of Orthopaedic Surgeons「Sever’s Disease」
引用元:HealthyChildren.org「Heel Pain and Sever’s Disease」
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シーバー病からサッカーへ復帰する目安と再発を防ぐ方法
「痛みが少し落ち着いてきたけど、もうサッカーに戻しても大丈夫かな?」と迷う親御さんは多いと思います。シーバー病では、「○日休んだら復帰できる」と期間だけで判断するのではなく、実際の動作で痛みが出ないかを見ながら段階的に戻していくことが大切だと言われています。
歩く・走る・ジャンプで痛みが出ないか確認する
まず確認したいのは、日常生活でかかとの痛みが残っていないかです。
「普通に歩けるようになったから、もう大丈夫」と考えたくなりますが、サッカーでは歩行より大きな負担が足に加わります。そのため、歩く、軽く走る、片足でジャンプする、といった動作を順番に試してみましょう。
痛みなくできることが増えてきたら、競技復帰を考える一つの目安になると言われています。反対に、ジャンプや着地で痛みが戻る場合は、まだ負荷が強い可能性があります。
ジョギングからダッシュ・切り返しへ段階的に戻す
サッカーへの復帰では、いきなり通常練習へ戻さないことも大切です。
たとえば、最初はジョギング、その次に少し速いランニング、問題がなければダッシュへ進みます。その後、サッカー特有の切り返しやボールを使った練習へ移行する流れが考えられます。
「練習中は痛くなかったのに、翌朝また痛くなった」という場合もあります。そのため、練習中だけでなく、練習後や翌日の状態まで確認すると負荷の判断がしやすくなります。
練習量・柔軟性・足部への負担を見直して再発を予防する
復帰できても、以前とまったく同じ練習量へ一気に戻すと、再びかかとへ負担が集中することがあります。
ふくらはぎの柔軟性、練習時間、休養日、スパイクのサイズやクッション性なども見直してみましょう。特に成長期は、数か月で足のサイズや筋肉の張り方が変わることもあります。
「痛みがなくなったから終わり」ではなく、なぜかかとに負担がかかっていたのかを振り返ることが、再発を防ぐためには大切だと言われています。
引用元:https://sumiyoshishinkyuseikotuin.com/saver-soccer/
引用元:https://www.orthoinfo.org/diseases–conditions/severs-disease/
引用元:https://www.healthychildren.org/English/health-issues/injuries-emergencies/sports-injuries/Pages/Heel-Pain-and-Severs-Disease.aspx
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シーバー病の痛みが改善しないときの対処法と医療機関へ相談する目安
「休ませているのに、なかなかかかとの痛みが変わらない」「サッカーを再開すると、また痛がる」。そんな状態が続くと不安になりますよね。
シーバー病は成長期にみられるかかとの痛みの一つですが、子どものかかとの痛みがすべてシーバー病とは限りません。症状が長引く場合や強い痛みがある場合には、ほかの原因がないか確認することも必要だと言われています。
休んでも痛みが続く・繰り返す場合は原因を確認する
練習量を減らしているのに痛みが変わらない、少し休むと楽になるもののサッカーをすると毎回痛む、といった場合には一度状態を見直しましょう。
「成長期だから仕方ない」と考えて、そのまま運動を続けてしまうケースもあります。ただ、シューズが合っていない、ふくらはぎが強く張っている、練習量が急に増えているなど、かかと以外に負担を増やす要因が隠れている場合もあります。
症状を繰り返すときは、痛む場所だけでなく、足の動きや練習環境まで確認することが大切だと言われています。
歩けないほどの痛みや腫れがある場合は早めに相談する
「かかとを着けて歩けない」「足を引きずっている」「腫れが強い」といった場合には、無理にサッカーを続けないようにしましょう。
シーバー病でも痛みが強く出る場合はあると言われていますが、外傷やほかのかかとの障害との区別が必要になることもあります。
特に、安静にしていても痛む、急に強い腫れが出た、転倒や接触プレーのあとから痛みが強くなった場合には、自己判断だけで様子を見続けず、整形外科などの医療機関へ相談することがすすめられます。
シーバー病以外のかかとの障害との見分けも重要
子どものかかとの痛みには、シーバー病以外にもさまざまな原因があります。
スポーツ中の外傷による骨や腱への負担、足裏周辺の炎症などでも、似たような場所に痛みが出ることがあります。そのため、「サッカーをしている成長期の子どもだからシーバー病だろう」と決めつけるのは避けたいところです。
長期間改善しない場合や痛み方に変化がある場合には、医療機関で画像検査などを含めて状態を確認することも選択肢になります。早めに原因を整理しておくことで、その後の運動量や復帰方法も考えやすくなると言われています。
引用元:https://sumiyoshishinkyuseikotuin.com/saver-soccer/
引用元:https://www.orthoinfo.org/diseases–conditions/severs-disease/
引用元:https://www.healthychildren.org/English/health-issues/injuries-emergencies/sports-injuries/Pages/Heel-Pain-and-Severs-Disease.aspx
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サイト監修者 柔道整復師 2006年に大阪府枚方市で「さかぐち整骨院」を開院。整骨院勤務時代を含め、長年にわたり腰痛や坐骨神経痛、姿勢の乱れなど、さまざまな身体の不調に向き合ってきました。 柔道整復師としての知識と施術経験をもとに、骨格・筋肉・筋膜・神経・身体の動かし方などを多角的に確認し、記事の内容を監修しています。 読者の皆さまが身体について正しく理解し、安心してセルフケアや専門家への相談を検討できるよう、わかりやすく信頼できる情報発信を心がけています。 【保有資格】 柔道整復師/AJCAカイロプラクター/リラクセンスボディーセラピスト/パーソナルトレーナー/食生活アドバイザー/機能訓練指導員
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