目次
こめかみ付近が痛いのはなぜ?主な原因
・片頭痛によるズキズキとした痛み
・緊張型頭痛による締め付けられるような痛み
・群発頭痛による目の奥からこめかみにかけての強い痛み
「こめかみ付近が痛いけれど、これって肩こり?それとも頭痛?」と不安になる方もいるのではないでしょうか。こめかみ周辺の痛みは、痛み方や続く時間、同時に現れる症状によって考えられる原因が異なると言われています。
なかでも代表的なのが、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛です。ただし、「こめかみが痛い=この頭痛」と痛む場所だけで判断するのは難しいもの。ズキズキするのか、締め付けられる感じなのか、目の奥まで強く痛むのかなど、症状の特徴を確認することが大切です。
ここでは、それぞれの頭痛でみられる特徴を順番に見ていきましょう。
片頭痛によるズキズキとした痛み
「脈を打つようにズキズキする」という場合、片頭痛の可能性があると言われています。片頭痛は頭の片側に現れるイメージがありますが、両側に痛みを感じるケースもあるようです。
「動くと痛みが強くなる気がする」という方もいるでしょう。片頭痛では日常的な動作で痛みが増したり、吐き気を伴ったり、光や音を普段より不快に感じたりすることがあると言われています。
そのため、こめかみ付近が痛いときは、痛む場所だけではなく「ズキズキするか」「動くとつらいか」「吐き気などがないか」も確認してみてください。
緊張型頭痛による締め付けられるような痛み
「ズキズキというより、頭をギューッと締め付けられている感じがする」。このような痛みでは、緊張型頭痛が考えられると言われています。
緊張型頭痛は、頭の両側や後頭部などに圧迫感・締め付け感が現れることがあり、首や肩のこりを伴う場合もあるようです。長時間のデスクワークやスマートフォン操作などで同じ姿勢が続く方は、首・肩周辺に負担がかかりやすくなります。
「仕事をしていると夕方になるにつれて頭が重くなる」という場合は、普段の姿勢や作業環境についても振り返ってみるとよいでしょう。
群発頭痛による目の奥からこめかみにかけての強い痛み
「目の奥からこめかみにかけて、かなり強く痛む」という場合には、群発頭痛も選択肢の一つとして考えられると言われています。
群発頭痛では、一般的に片側の目の周囲を中心とした非常に強い痛みが特徴とされ、同じ側の涙や鼻水、鼻づまりなどを伴うこともあるようです。また、一定期間に集中して繰り返すケースがあるとされています。
ただ、強い頭痛には別の病気が隠れている可能性もあります。「今まで経験したことがないほど急に激しく痛んだ」「しびれや意識の異常などもある」といった場合には、セルフケアだけで様子を見ず、速やかに医療機関へ相談することが大切です。
引用元:日本頭痛学会
日本頭痛学会「頭痛の診療ガイドライン2021」
引用元:薮下整骨院
「こめかみが痛い原因は?頭痛の種類や対処法を解説」
#こめかみ付近が痛い
#片頭痛
#緊張型頭痛
#群発頭痛
#頭痛の原因
右・左・両側など痛む場所から考えられること
・右または左の片側だけが痛む場合
・左右両方のこめかみが痛む場合
・目の奥・首・肩まで一緒に痛む場合
「右のこめかみだけ痛い」「左右両方が重たい」など、こめかみ付近が痛いといっても場所は人によって違いますよね。頭痛は、痛む場所や痛み方、同時に出ている症状を確認することで、原因を考える手がかりになると言われています。
ただし、「右だから片頭痛」「両側だから緊張型頭痛」と場所だけで決めることはできません。目の奥の痛み、首・肩のこり、吐き気なども含めて確認することが大切です。
右または左の片側だけが痛む場合
「いつも右側だけズキズキする」「左のこめかみが脈打つように痛む」という場合、片頭痛などが考えられると言われています。
片頭痛は片側に起こることが多いものの、必ず片側だけに現れるわけではありません。また、光や音を不快に感じたり、吐き気を伴ったりするケースもあるようです。
一方、片側の目の奥からこめかみにかけて非常に強い痛みが繰り返される場合は、群発頭痛なども考えられると言われています。「片側だから大丈夫」と考えず、痛みの強さや頻度にも目を向けてみましょう。
左右両方のこめかみが痛む場合
「左右から頭をギューッと押されている感じがする」という方もいるでしょう。このような両側性の締め付けるような痛みは、緊張型頭痛でみられる特徴の一つと言われています。
緊張型頭痛では、頭の両側だけでなく、後頭部や首にかけて重さや圧迫感を覚えるケースもあります。
ただ、両側が痛いからといって必ず緊張型頭痛とは限りません。片頭痛でも両側に痛みが現れることがあるため、「どこが痛いか」に加えて「どんな痛みなのか」を確認しておくとよいでしょう。
目の奥・首・肩まで一緒に痛む場合
こめかみだけではなく、目の奥や首・肩までつらいケースもあります。
たとえば群発頭痛では片側の目の周囲に非常に強い痛みが生じ、涙や鼻水などを伴う場合があると言われています。一方、緊張型頭痛では首や肩のこりを伴うことも少なくありません。
「パソコン作業のあとに首や肩まで重くなる」と感じるなら、作業姿勢や長時間の同じ姿勢についても振り返ってみてください。
なお、突然経験したことのない激しい頭痛が出た場合や、しびれ、ろれつの回りづらさ、意識の異常などを伴う場合には、一般的な頭痛とは異なる可能性があります。自己判断で様子を見続けず、速やかに医療機関へ相談することが大切です。
引用元:薮下整骨院
こめかみの痛みの原因と対策
引用元:日本頭痛学会
頭痛の診療ガイドライン2021
#こめかみ付近が痛い
#片側のこめかみの痛み
#両側のこめかみの痛み
#目の奥の痛み
#首肩こり
頭痛以外でこめかみ付近が痛くなる原因
・食いしばり・歯ぎしり・顎関節の問題
・副鼻腔炎や目の疲れによる影響
・側頭動脈炎(巨細胞性動脈炎)や三叉神経痛などの病気
「頭痛だと思っていたけれど、ほかに原因があるの?」と気になる方もいるでしょう。こめかみ付近が痛い場合、片頭痛や緊張型頭痛だけではなく、顎や歯、鼻、目など頭の周辺にある組織の不調が関係することもあると言われています。
特に「口を開けると痛い」「鼻づまりがある」「パソコン作業のあとにつらくなる」といった症状があれば、痛みが出るタイミングも確認しておきたいところです。また、頻度は高くありませんが、早めの医療機関への相談が必要な病気が隠れているケースもあるため、いつもと違う症状には注意しましょう。
食いしばり・歯ぎしり・顎関節の問題
「朝起きるとこめかみや顎が重い」という場合、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりが影響している可能性があると言われています。
噛むときに働く側頭筋は、こめかみ付近に広がる筋肉です。強く噛み締める状態が続くと、この筋肉にも負担がかかると考えられています。また、顎関節症では顎の痛みや口の開けづらさ、関節音などがみられることもあるようです。
「頭だけでなく顎も疲れているな」と感じたら、歯ぎしりや食いしばりがないか振り返ってみるのも一つでしょう。
副鼻腔炎や目の疲れによる影響
こめかみ付近の痛みには、鼻や目の状態が関係するケースもあると言われています。
副鼻腔炎では、鼻づまりや鼻水だけでなく、顔面の痛み・圧迫感や頭痛などが現れることがあります。また、スマートフォンやパソコンを長時間見続けたあと、「目の奥からこめかみまで重たい」と感じる方も少なくありません。
「休憩すると少し楽になる」「画面を長時間見た日に気になる」という場合は、こまめに目を休ませるなど、普段の過ごし方も見直してみましょう。
側頭動脈炎(巨細胞性動脈炎)や三叉神経痛などの病気
こめかみ付近が痛いときには、まれに側頭動脈炎(巨細胞性動脈炎)や三叉神経痛などが関係している可能性もあると言われています。
巨細胞性動脈炎では、50歳以上の方に新しく起こった頭痛、頭皮の圧痛、物を噛んだときの顎の痛み、視覚症状などがみられることがあります。一方、三叉神経痛では顔の片側に電気が走るような鋭い痛みが短時間現れ、洗顔や会話、食事などがきっかけになる場合があるようです。
特に視界の異常を伴う場合や、これまでとは違う強い痛みが突然現れた場合には、自己判断を続けず、早めに医療機関へ相談してください。
引用元:薮下整骨院
こめかみの痛みについて
引用元:日本口腔外科学会
顎関節症
引用元:日本頭痛学会
頭痛の診療ガイドライン2021
#こめかみ付近が痛い
#食いしばり
#顎関節症
#副鼻腔炎
#三叉神経痛
こめかみ付近が痛いときの対処法とセルフケア
・まずは安静にして痛みの特徴や続く時間を確認する
・首・肩への負担やスマホ・パソコンの使い方を見直す
・睡眠・食事・水分補給など生活習慣を整える
「こめかみ付近が痛いときは、揉んだほうがいいの?それとも休んだほうがいい?」と迷う方もいるでしょう。頭痛は種類によって適した対応が異なるため、まずは無理をせず、自分の痛み方を確認することが大切だと言われています。
また、こめかみの痛みには首・肩への負担や睡眠不足など、日頃の過ごし方が関係するケースもあるようです。すぐに強い刺激を加えるのではなく、症状を観察しながら生活環境を見直してみましょう。
まずは安静にして痛みの特徴や続く時間を確認する
「とりあえず我慢して仕事を続けよう」と考える方もいるかもしれません。しかし、こめかみ付近が痛いときは、無理をせず休息を取ることも大切だと言われています。
その際、「右・左・両側のどこが痛いか」「ズキズキするのか、締め付けられるのか」「何時間くらい続いたか」をメモしておくと、症状を振り返りやすくなります。吐き気や光・音への過敏、目の症状などについても確認しておきましょう。
頭痛の頻度や症状を記録する「頭痛ダイアリー」を活用する方法もあります。
首・肩への負担やスマホ・パソコンの使い方を見直す
「夕方になると、首や肩と一緒にこめかみもつらくなる」という場合は、デスクワークやスマートフォンを使う姿勢もチェックしたいポイントです。
同じ姿勢を長く続けることは、首や肩への負担につながると言われています。画面をのぞき込むような姿勢になっていないか、椅子や机の高さが合っているか確認してみましょう。
仕事中は適度に休憩を入れ、姿勢を変えることも一つの方法です。ただし、強い頭痛があるときに首を無理に回したり、こめかみを強く揉んだりするのは控えましょう。
睡眠・食事・水分補給など生活習慣を整える
頭痛を繰り返しているなら、普段の生活リズムにも目を向けてみてください。
片頭痛では、睡眠不足や寝過ぎ、食事を抜くことなどが誘因になる場合があると言われています。また、水分不足が頭痛に関係するケースもあるため、普段から適度な水分補給を意識するとよいでしょう。
「忙しくて昼食を抜きがち」「休日は昼まで寝ている」という方は、急に生活を大きく変える必要はありません。まずは睡眠時間をできるだけ一定にする、食事を極端に抜かない、水分をこまめに取るなど、続けやすいところから見直してみてください。
なお、突然の激しい頭痛や、しびれ・麻痺・意識の異常などを伴う場合は、セルフケアで様子を見続けず、速やかに医療機関へ相談することが大切です。
引用元:薮下整骨院
こめかみの痛みについて
引用元:日本頭痛学会
日本頭痛学会
#こめかみ付近が痛い
#頭痛セルフケア
#首肩の負担
#生活習慣の見直し
#頭痛対策
こめかみ付近の痛みが改善しないときの相談目安
・突然の激しい頭痛やいつもと違う頭痛には注意する
・しびれ・麻痺・視覚異常・発熱などを伴う場合
・痛みが続く・繰り返す場合は医療機関へ相談する
「少し休めば改善するだろう」と思っていても、こめかみ付近の痛みがなかなか改善しないと不安になりますよね。頭痛の多くは片頭痛や緊張型頭痛などの一次性頭痛とされていますが、なかには別の病気に伴って起こる二次性頭痛もあると言われています。
特に大切なのは、痛みの強さだけではなく「突然起こったか」「普段の頭痛と違うか」「頭痛以外の症状が出ていないか」という点です。気になる変化がある場合は、自己判断だけで様子を見続けないようにしましょう。
突然の激しい頭痛やいつもと違う頭痛には注意する
「さっきまで普通だったのに、突然ものすごく頭が痛くなった」。このような急激な頭痛には注意が必要だと言われています。
これまで経験したことがないほど強い頭痛や、短時間で痛みが強くなる場合には、くも膜下出血をはじめとした緊急性の高い病気が隠れている可能性があります。
また、普段から片頭痛がある方でも「今回はいつもの痛み方と違う」と感じた場合は軽視しないことが大切です。急に現れた強い頭痛では、無理に仕事や家事を続けず、速やかに医療機関へ相談しましょう。
しびれ・麻痺・視覚異常・発熱などを伴う場合
こめかみ付近が痛いだけでなく、手足のしびれや麻痺、ろれつの回りづらさ、意識の変化などがみられる場合にも注意が必要と言われています。
さらに、発熱を伴う強い頭痛や、見え方がおかしい、急に視力が低下したといった視覚症状があるケースも、自己判断で様子を見続けないほうがよいでしょう。
特に50歳以上で新しくこめかみ周辺の痛みが出て、噛むと顎が痛む、頭皮に触れると痛い、視覚異常がある場合は、巨細胞性動脈炎なども考慮されると言われています。こうした症状がある場合は、早めの相談が重要です。
痛みが続く・繰り返す場合は医療機関へ相談する
「激痛ではないから大丈夫」と思っていても、何日も痛みが続いたり、こめかみ付近の痛みを何度も繰り返したりする場合には、一度医療機関へ相談することをおすすめします。
来院する際は、「いつから痛いか」「右・左・両側のどこが痛むか」「どのくらい続くか」「吐き気や目の症状はあるか」などを伝えられるようにしておくと、状態を確認する際の参考になります。
頭痛にはさまざまな原因があるため、こめかみを揉むなどのセルフケアだけで長期間様子を見るのではなく、症状の変化を確認しながら適切な相談先につなげることが大切です。
引用元:薮下整骨院
こめかみの痛みについて
引用元:日本頭痛学会
日本頭痛学会
#こめかみ付近が痛い
#突然の激しい頭痛
#頭痛の危険サイン
#繰り返す頭痛
#医療機関への相談
サイト監修者 柔道整復師 2006年に大阪府枚方市で「さかぐち整骨院」を開院。整骨院勤務時代を含め、長年にわたり腰痛や坐骨神経痛、姿勢の乱れなど、さまざまな身体の不調に向き合ってきました。 柔道整復師としての知識と施術経験をもとに、骨格・筋肉・筋膜・神経・身体の動かし方などを多角的に確認し、記事の内容を監修しています。 読者の皆さまが身体について正しく理解し、安心してセルフケアや専門家への相談を検討できるよう、わかりやすく信頼できる情報発信を心がけています。 【保有資格】 柔道整復師/AJCAカイロプラクター/リラクセンスボディーセラピスト/パーソナルトレーナー/食生活アドバイザー/機能訓練指導員








